アスエネの新展開
2025-10-07 10:39:48

アスエネとカシコン銀行、タイでの脱炭素ソリューション提供へパートナーシップ締結

アスエネ、タイのカシコン銀行子会社と脱炭素ソリューション提供に向けた提携を締結



アスエネ株式会社(以下、アスエネ)は、タイに現地法人を構えるASUENE (THAILAND)を通じて、カシコン銀行の子会社であるKClimate 1.5と新たなパートナーシップを結びました。この提携は、タイ国内の製造業や建設業をはじめとする多様な業界に対して、効率的な脱炭素ソリューションを提供することを目的としています。アスエネは、CO2排出量の見える化や削減、CFP(カーボンフットプリント)算定を含む包括的なサポートを行います。

業務提携の背景


タイはASEAN地域を代表する製造拠点として、多くの中小製造業がグローバルなサプライチェーンで重要な役割を果たしています。しかし、主要な産業である自動車や建設業、化学産業では大きな温室効果ガスの排出が問題となっています。特に、現在の国際的な規制の強化に伴い、サプライチェーン全体でのCO2排出量の管理や報告が求められており、これに迅速に対応することが急務とされています。

EUが導入したCSRD(企業のサステナビリティ報告指令)やCBAM(国境調整措置)などの新しい規制に伴い、タイ企業は輸出競争力を維持するために、排出量の算定や開示の必要性が高まっています。そこで、KClimate 1.5はカシコン銀行が培ってきた気候変動対応のノウハウをもとに、脱炭素ソリューションを提供するプラットフォームとして設立されました。

提携内容と対応する方法


アスエネとKClimate 1.5は、タイ国内において電子、自動車関連、包装、食品・飲料業界を中心に、脱炭素関連のソリューションを展開します。提携の柱となるのは、アスエネの強みであるCO2排出量の見える化や削減、報告クラウドサービス「ASUENE」に基づくサービスです。これにより、CFP算定やサプライチェーン全体の排出量管理を行い、国際規制に対応した支援が可能となります。

KClimate 1.5は、金融分野からの専門性を活かし、タイ企業の脱炭素に関するニーズや課題を的確に捉えています。これにより、カシコン銀行グループの広範な顧客基盤を活用し、さらなるサービスの普及を目指します。また、今後は多様な気候変動ソリューションや金融商品と連携することで、経済的インセンティブを結びつけながら排出量削減を推進します。

タイ企業への影響と今後の展望


この提携によって、タイ市場での企業の脱炭素化が加速し、持続可能な成長がもたらされると期待されます。国内外の規制の変化に対応する体制を構築し、タイ企業が低炭素経済で持続的に発展することをサポートすることが重要です。また、国際的なネットゼロ目標の達成に向けても寄与することで、さらなる環境改善を図ることが見込まれます。

KClimate 1.5について


KClimate 1.5は、カシコン銀行が設立したタイ初の銀行発カーボンアカウンティングプラットフォームで、GHGプロトコルに準拠したコンサルティングやカーボン算定サービスを提供しています。安全で使いやすいプラットフォームを基に、企業が脱炭素化の第一歩を踏み出す際の支援を行い、国際競争力の向上にも寄与しています。今後も、アスエネとの連携を強め、環境問題解決に向けて協力体制を強化していく所存です。


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会社情報

会社名
アスエネ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-10-5KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
電話番号

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