株式会社YZとkubellが資本業務提携を実施
株式会社YZ(イズ)は、ビジネスチャット「Chatwork」を運営する株式会社kubellと資本業務提携を行うことを発表しました。この提携により、双方が持つ技術と連携し、小規模事業者に向けた経営支援を一層強化することを目指しています。2024年7月31日より出資を受け、業務提携契約を結んだことが明らかになりました。
小規模事業者向けサービスの強化
YZ社は、小規模事業者の経営課題を解決するために、AIビジネスマッチングプラットフォーム「mycsess」を通じて貢献しています。累計900社を超える事業者がこのプラットフォームを活用し、営業のデジタル化を実現しています。特に、新規顧客獲得や販路開拓が大きな課題となっている中、今回の提携により、その解決に向けた取り組みがより加速されることが期待されています。
取締役の期待と展望
株式会社kubellの取締役COOである福田升二氏は、日本の経済成長のためには業務のデジタル転換が欠かせないと述べ、特に営業やマーケティング領域のDXが企業の収益性に重大な影響を与えることを指摘。他方で、その解決策が限られている現状において、YZが展開する「mycsess」は双方のビジネス拡大に寄与する可能性が高いと期待しています。
YZの代表取締役、安田裕介氏も、kubellとの提携を喜び、日本の小規模事業者の実に358万社のうち、約84.9%が経済活動を行っている彼らに向けた支援を強化することに意欲を示しています。
共同のミッション
ビジネス向けのプロダクツとして「mycsess」は、小規模事業者の市場開拓を後押しすることにクローズアップされています。それは、経営のプロセスをシンプルにし、必要な情報とサービスを迅速に提供するためのプラットフォームです。安田氏は、同プラットフォームが、時間やノウハウが不足している事業者にとって、商談の機会を容易に提供することを強調しています。
kubell BPaaSファンドについて
また、kubellが運営する「kubell BPaaSファンド」は、業界内のシナジーを生み出す企業への投資を行っており、その目的は新たなビジネスの創出とBPaaS事業のケイパビリティを獲得することにあります。このファンドも今回の提携の重要な要素となっています。
最後に
今回の提携は、両社が持つリソースを最大限に活用し、小規模事業者を支援する新たな道を開くことでしょう。経営支援を強化するための新しい取り組みに、今後も注目が集まります。