#山梨県 #都留市 #天野邸

山梨県都留市に佇む築150年の古民家「天野邸」が、歴史と文化を体感できる民泊施設としてオープンしました。

天野邸は、明治維新の時代に活躍した名主・天野開三の生家であり、徳川方による襲撃事件の痕跡も残る歴史的建造物です。

明治維新の動乱期に、天野家は郡内で星野屋に次ぐ富裕家として知られており、その財力から徳川方の襲撃を受けたと言われています。天野邸には、襲撃時に鉄砲で付けられた跡が箪笥に残されており、当時の緊迫した状況を今に伝えています。

1階だけでも198㎡もある広大な空間は、明治時代にタイムスリップしたような非日常体験を提供します。

天野邸は、単なる宿泊施設ではなく、歴史と文化を学ぶ貴重な場となっています。

天野開三は、御殿場や伊豆方面へ勢力を伸ばし、嘉永6年（1853年）には品川等の台場（砲台）の建設に携わりました。また、私財を投じて社会救済事業にも尽力し、安政元年（1854年）の大地震による伊豆下田の津波被害に対しては、物資を提供するなど、地域貢献にも積極的に取り組んでいました。

天野邸は、天野開三の生涯と明治維新の歴史を学ぶことができる貴重な場所です。

民泊事業を手がける株式会社Villa Reproの羽田氏は、「歴史的な建造物で、しかも民泊として貸し出す1階だけでも198㎡もある大邸宅です。非日常体験、明治時代にタイムスリップしたような体験ができる貴重な宿です。しかも、建物は放置していると傷みが激しくなります。民泊として活用することで歴史的な建物を保全していくことも大切な使命です」と話しています。

天野邸は、歴史好きはもちろん、家族旅行やグループ旅行にもおすすめです。

【天野邸概要】
開業：2022年11月1日
住所：山梨県都留市境２０３天野邸
ホームページ：https://loghouse.life
宿泊予約：https://airbnb.com/h/amano-tei

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