iPSC治療の新時代を共に切り拓く国際的な提携
2026年3月3日、カナダ・バンクーバーと日本・東京にて、国際細胞・遺伝子治療学会(ISCT)と日本再生医療学会(JSRM)が5年間の戦略的提携を発表しました。この提携は、iPSC(人工多能性幹細胞)に基づく治療法をグローバルに推進することを目的としています。
この画期的な協力は、国際細胞・遺伝子治療学会が30年以上にわたり、細胞および遺伝子治療に関する研究を安全かつ効果的な治療へと変換してきた歴史に根ざしています。また、JSRMは世界で初めてiPSC由来細胞の臨床応用を行った組織であり、今回の提携により、国際的に安全で効果的なiPSC治療へのアクセスを増加させることを目指しています。
共同声明の背景と意義
JSRMの武井雅代会長は、「大きな課題が待ち受けていますが、ISCTとJSRMのネットワークおよび専門知識を活用することで、意味のあるグローバルな協力を形成し、知識、アプローチ、統合の基準を築くことができる」と述べています。日本国内だけでなく、国際的に患者が利益を享受できるよう努力していく意向を示しています。
一方、ISCTのジョージ・マシュラー会長は、「iPSCの臨床試験が日本で報告され始めた今、規制の枠組みは確立されたが、国際的に調和が必要である」と語り、新たなデータを交換し、治療法の安全性とアクセス可能性を向上させるための重要なプラットフォームとしてISCT-JSRMの共同作業の重要性を強調しています。
5年間の戦略的ビジョン
2026年、神戸で開催される第25回JSRM年次総会からこの共同作業がスタートします。毎年、JSRMとISCTの年次総会を交互にホストし、研究の進捗と主要な課題の解決に向けた取り組みを共有する機会を設けます。
両団体は以下の重要な分野において、iPSCの発展を進めるために優先順位を付けて取り組みます:
- - 臨床試験における経験の共有
- - グローバルな安全性基準の設定
- - iPSC製品の承認プロセスの短縮
- - 国際的な調和を通じた規制の統一
- - 研究から製造、政策、患者擁護まで幅広い教育の提供
- - 持続可能な報酬モデルの促進
- - 医療政策との連携強化
未来の展望
iPSCは、細胞治療(CGT)分野において、研究が成熟し、治療法へと進展するユニークな機会を提供します。JSRMはその確立の中で中心的な役割を果たしてきました。ISCTは、グローバルネットワークを活用して地域から国際レベルへの移行を促進し、成功を収めることで、他の細胞治療のプラットフォームに道を拓くとしています。
国際細胞・遺伝子治療学会と日本再生医療学会は、共同作業の組織委員会のリーダーシップに感謝し、この国際的な取り組みを推進していく意向を明らかにしています。
詳細はそれぞれの公式サイトをご覧ください:
ISCT公式サイト
JSRM公式サイト
メディア問い合わせ先
ISCT - ケン・イップ:
[email protected]
JSRM - 外国 Affairs Office:
[email protected]