夫が知っておくべき妻の本音を扱う一冊
夫婦関係は時に摩擦が生じるものですが、その原因の多くはコミュニケーション不足に起因しています。特に、夫が妻の言葉を理解できていないことが、トラブルを引き起こす要因となっています。
著者である高草木陽光氏は、これまでに約10,000件ものカウンセリングを行い、夫婦問題を抱える人々の心に寄り添ってきました。彼女は自らの経験を基に「幸せな結婚生活」を研究し、この本を通じて夫が妻の言葉を正しく理解し、コミュニケーションを円滑にするための手助けを目指しています。
妻の言葉を超訳する
本書では、「なんか、頭が痛くて。/風邪ひいたかも。」という妻の言葉が持つ本当の意味が解説されています。このような言葉は単なる体調不良の告知ではなく、「私が辛いときにサポートしてほしい」という SOS のサインなのです。夫がこのサインに気づかないと、妻はさらに不満を抱えることになります。
実際、夫たちからは、「言われた通りにしているのに怒られる」「何に対して怒っているのかわからない」といった声が多く聞かれます。これは、妻が発する言葉の裏に隠された本音を、夫が理解できていないからです。妻は、時には言葉で直接的な要求をしないことがありますが、言外の意味を理解することが求められているのです。
理想の返答を身につける
この本では、妻の言葉の解釈だけでなく、適切な返答方法も紹介されています。例えば、妻が体調不良を訴えるとき、夫は「じゃあ、今日は何もしなくてもいいよ」といったサポートを示すことで、妻の気持ちを和らげることができます。
さらに、コミュニケーションを改善する方法や、夫婦仲を深めるための具体的なアドバイスも掲載されています。これにより、夫は妻の心の声を理解し、彼女の期待に応えることができるようになります。
著者の紹介
高草木陽光氏は「HaRuカウンセリングオフィス」の代表であり、夫婦問題カウンセラーとしても知られています。彼女は、会社経営者や医師、ビジネスマンなど様々な男性クライアントを抱え、彼らが抱える悩みに対する適切なアドバイスを提供しています。また、テレビやラジオ番組、雑誌や新聞にも数多く取り上げられており、その専門知識と洞察力が高く評価されています。
書籍情報
この新刊『ホンネがわかる妻ことば超訳辞典』は、2024年7月23日に発売予定。定価1,980円(税込)で、ISBNは978-4-413-23367-5です。夫婦の円満な関係を築くために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。妻の本音を知り、理想のパートナーとなるための一歩となることでしょう。