高槻市、Daigasグループから舌の筋力測定器を寄贈
2023年8月20日、高槻市において、Daigasグループから高齢者の健康づくりを目的とした舌の筋力測定器が寄贈されました。この寄贈は、同グループのボランティア活動「小さな灯運動」の一環として行われたものです。高齢化が進む中で、舌の筋力の低下を測定し、認識するための重要なツールとして期待されています。
ボランティア活動「小さな灯運動」
Daigasグループは1970年代から40年以上の間、地域社会の様々な問題の解決に自らの意思で取り組むことを理念に掲げて、「小さな灯運動」を実施しています。この活動を通じて、高槻市にデジタル握力計や口腔機能測定器、さらには拡声器やBluetoothスピーカーなどを寄贈しており、地域の健康促進に寄与してきました。
舌の筋力とオーラルフレイルの重要性
舌の筋力は、食事や発話といった日常生活において非常に重要な役割を果たしています。加齢に伴う筋力の低下は、「オーラルフレイル」と呼ばれる口内機能の衰えに繋がることが研究により示されています。舌の筋力測定器を使用することで、個々の筋力の状態を数値化し、適切な対策を講じることが可能になります。
市役所での寄贈式典
この日、高槻市役所を訪れたのは大阪・北部地区統括支配人の大黒賢宏さん。彼は「市民の皆さまの健康づくりにお役に立てていただければと思います」とコメントしました。一方、濱田市長は「ご寄贈ありがとうございます。介護予防の普及啓発イベントなどで使用していきたい」と感謝の意を述べました。この舌の筋力測定器は、介護予防教室や高齢者向けのイベントで活用される予定です。
健康寿命延伸への取り組み
舌の筋力測定器の導入は、市民の健康寿命を延ばすための施策の一環として位置づけられています。高齢者の健康を守るための取り組みは今後ますます重要になり、高槻市としても地域社会の健康づくりに積極的に取り組む意向を示しています。市民が健康で長生きできるための環境づくりが、これからも続けられることが期待されます。
このように、Daigasグループによる寄贈は、高齢者の健康を支えるための重要な一歩として多くの期待が寄せられています。