品川区×タイガーモブによるグローバル教育プログラムのお知らせ
品川区とタイガーモブ株式会社が手を組み、新しい形のグローバル教育を実施しました。2025年度から始まる「グローバル人材育成海外派遣事業」において、中高生向けのプログラムを企画し、運営を行っています。これにより、区内の中学生と高校生10名が、“世界一幸福な国”フィンランドに6日間滞在し、貴重な体験を通じて成長しました。
フィンランドでの探究活動
このプログラムの一環として、生徒たちはフィンランドの高校生と共にアントレプレナーシップおよびウェルビーイングをテーマにした協働作業を行いました。特に注目すべきは、「Learning by Doing」、すなわち実践を通じた学びに重点を置いていた点です。これにより、生徒たちは自らの内面を深く見つめ直し、自己成長を促進する機会を得ました。
参加者は現地の高校生と共にビジネスアイディアを考案し、英語での街頭インタビューも経験しました。さらに、自然の中でのアクティビティとして、フィンランドの豊かな森を利用したネイチャーアクティビティや自炊、焚き火を囲んだ対話が行われました。これらの活動は、自己のアイデンティティを再確認し、自分自身の考えを語る力の向上を目的としています。
帰国報告会の開催予定
2025年12月6日(土)には、参加生徒たちによる帰国報告会が品川産業支援施設SHとなり、参加者が現地での学びや挑戦について発表する機会が設けられています。このイベントは、メディア関係者の取材にも対応していますので、興味のある方はぜひご参加ください。
参加した生徒の声
参加した生徒たちからは多くの感想が寄せられました。ある生徒は、「自分がいかに様々なことに躊躇しているかを実感し、自分の気持ちに正直になることが大切だと気付かされた」と話しています。また、別の生徒は「自信を持って挑戦することができたことで、視野が広がった」と述べており、実際に挑戦した経験が彼らに自信を与えたことが感じられます。
地域が一体となっての支援
さらに、フィンランドに行く前には、品川区の森澤恭子区長を表敬訪問し、地域全体で生徒たちの挑戦を応援しました。地域と一体となって育むこの教育プログラムは、今後の展開にも期待が寄せられています。
タイガーモブ株式会社の紹介
タイガーモブ株式会社は、実践型教育のパイオニアとして、世界47か国にわたる実践機会を提供しています。最近では、約1万人以上の若者がこのプログラムを通じて異文化に触れ、価値観を広げる経験をしています。企業は「未知の力で、人生を動かす」というミッションを掲げ、教育機関や地方自治体のために海外研修やインターンシップを提供しています。
このように、品川区とタイガーモブの取り組みは、これからの若者に必要なスキルや経験を提供する非常に意義深いプログラムとなっています。今後の発展にも注目が集まります。