新作のレンズ発表
2025-06-19 10:55:44

コシナが新たに発表した球面収差コントロール機能搭載レンズ

コシナが革新をもたらす新レンズを発表



株式会社コシナは、長野県中野市に本社を構える光学機器メーカーで、新たにフォクトレンダーのEマウント交換レンズ『PORTRAIT HELIAR 75mm F1.8』を2025年6月20日に発売します。本レンズは、コシナが設計・開発・製造を行い、特に注目すべきは、球面収差コントロール機能を初めて搭載した点です。開発の背景には、描写の個性を生かし、これまでにない多彩なボケ表現を可能にするという意図があります。

球面収差コントロール機能とは?



球面収差は、理想的なレンズではすべての光線が一点に収束することが求められますが、実際には曲率によって光が集まりきらない場合が生じます。コシナの新しいレンズは、この球面収差をリング操作で補正することができ、『アンダーコレクション』や『オーバーコレクション』といった状態に調整が可能です。

アンダーコレクションとは?



アンダーコレクションは、特にレンズ外周を通過する光が理想的なピント位置より前に位置している状態を指します。この状態では、合焦点背景のボケが柔らかく、合焦点前側のボケは硬くなります。これにより、まるでソフトフォーカスレンズのような表現が可能です。

オーバーコレクションとは?



オーバーコレクションは、逆に光が理想的なピント位置より後ろに位置していることを意味し、合焦点前側のボケは柔らかく、背景のボケは硬いバブルボケとなります。これにより、被写体の印象を変化させることができます。

提供する新たな表現



本製品は、球面収差をコントロールすることで、多様な描写スタイルを実現することを目指しています。特にポートレート撮影において、引き立てたい表情や空気感に合わせたボケ表現を選択できることが魅力です。コシナの技術が生み出すこの新レンズが、クリエイターの創作意欲をかきたてることは間違いありません。

製品の基本仕様


  • - 焦点距離: 75mm
  • - 口径比: 1:1.8
  • - 最小絞り: F11
  • - レンズ構成: 3群6枚
  • - 画角: 33.2°
  • - 絞り羽根枚数: 9枚
  • - 最短撮影距離: 0.7m
  • - 最大撮影倍率: 1:7.4
  • - フィルターサイズ: Φ62mm
  • - 重量: 560g

まとめ



株式会社コシナは、妥協のない設計と熟練の技術を結集し、フォクトレンダーのフルサイズ用交換レンズとしての新しい可能性を提供します。2025年6月20日から発売される『PORTRAIT HELIAR 75mm F1.8』は、写真に独自のエッセンスを加え、多様なスタイルを持つフォトグラファーにとって必須のアイテムとなることでしょう。興味がある方はぜひ、公式ウェブサイトで詳細をチェックしてください。

お問い合わせ先



本製品に関するお問い合わせは、株式会社コシナのカスタマーサービス室(電話番号:0269-22-5106)まで。公式ウェブページやSNSでも最新情報が発信されています。


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会社情報

会社名
株式会社 コシナ
住所
長野県中野市大字吉田1081
電話番号
0269-22-5100

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