女性がん経験者の声
2019-07-31 18:32:57
女性がん経験者200人の声を集めた小冊子が完成!がんと向き合う職場のために
最近、女性がん経験者200人の実体験を基にした企業向け小冊子『がんと向き合う職場のために』が完成しました。この小冊子は、がん患者が職場で直面する様々な課題を解決する助けとなる情報を提供しています。
小冊子の基本的な特徴
この小冊子には、まずがん治療に関する基本的な知識と、よくある誤解を解消するための正確な情報が掲載されています。特に、職場におけるがんに対する理解が深まることを目指しています。
次に、実際の体験者のインタビュー集が掲載されています。業種や職種が異なる5人のがん経験者の事例を紹介し、各々の治療過程でどのように勤務形態が変わったかを具体的に示しています。これにより、他の企業も参考にしやすい具体的な事例を学ぶことができます。
さらには、がん罹患者へのアンケート結果も重要なコンテンツです。ピアリングコニュニティ内で実施した120問にも及ぶアンケートを元に、200人のがん経験者の回答を掲載。これにより、両立支援を行う際のヒントが得られます。
加えて、職場でのがん告知に際しての対応を整理したチェックシートも提供しています。これは、上司や人事担当者が円滑にコミュニケーションを図るためのもので、関与者がどう行動すればよいのかを整理しています。
製作の背景
今回の小冊子の製作には、今の日本社会における「働き方改革」の重要性が背景にあります。少子高齢化に伴い、労働力人口の減少も進む中、病気と仕事、介護や育児との両立支援は急務とされています。
国立がん研究センターの統計によれば、日本人は生涯で2人に1人ががんに罹患するとされています。その中でも、特に働き盛りである30代から50代の女性が罹ることが多くなってきており、今後もこの課題は深刻化していくと予想されています。
がんが「死の病」ではなく「慢性疾患」として捉えられるようになり、病気と共にいかに生きるかが重要視される時代となりました。企業がこのような状況を考慮し、がんになっても円滑に働き続けるためのサポートを行うことは、企業の持続可能な発展にもつながるのです。
ピアリングコニュニティは、がんを経験した人々が自分らしく生きることができる社会を実現するために、社会人プロボノメンバーや医療関係者と協力しながらこの小冊子を作成しました。
利用シーン
『がんと向き合う職場のために』は、企業の人事部門や管理職向けの研修資料として、また社員向けの啓発資料としても利用できます。さらに、がん患者自身が仕事と治療の両立を図る手助けとなることを目指しています。
発行概要
この小冊子はA5判で、全24ページ、オールカラーでの提供です。お求めの方は、100円(税抜)で購入可能。購入希望の方は、指定のメールアドレスまでご連絡ください。必要な情報を記入することで、スムーズに手続きを進めることができます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ピアリング
- 住所
- 神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1ハウスクエア横浜316
- 電話番号
-
045-910-3009