北洲が新たに導入したリモート施工管理アプリ
宮城県富谷市に本社を置く住宅メーカー、株式会社北洲は、2024年9月から全エリアでリモート施工管理プラットフォーム「Log System」を導入します。この取り組みは、新築住宅事業「北洲ハウジング」における施工品質の向上と顧客満足度の増進を目指したものです。
なぜ「Log System」を採用したのか?
近年、建設業界は多くの課題に直面しています。特に、技術者や職人の不足、そして働き方改革の遅れが大きな問題です。このような状況の中で、北洲はデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することで、施工品質を高める新たな方法を模索しました。「みんなの目でつくる現場」という理念のもと、リモートで工事を管理し、全体の透明性を確保するために「Log System」を導入することとなったのです。
VR技術による新しい現場管理
「Log System」では、360度カメラ「RICOH THETA」を駆使して、建築現場をVR空間に記録します。これにより、現場監督はもちろん、検査担当者や設計者、インテリアコーディネーターなど、チーム全員が同じ情報をリアルタイムで確認し合うことが可能になります。この方法によって、誰もが目の前にいるかのように施工の進捗状況を把握し、より高い品質管理と安全管理に繋がります。
顧客満足度の向上
もうひとつの大きな利点は、顧客への情報提供です。北洲はお施主様に向けて、毎週360度のVR空間を通じて現場の進行状況を報告しています。これにより、顧客は自宅にいながらリアルタイムで施工状況を確認でき、不透明だった現場管理が大きく改善されました。実際に、2024年1月からのトライアル導入以降、顧客満足度は急上昇しています。
お客様の声
実際に「Log System」を利用しているお客様の反応も非常に良好です。栃木県のI様は、「毎週現場を確認できなかったので、360度カメラで周囲が見られるのがありがたい」と感想を述べました。さらに、全体を立体的に確認できることで多角的な視点からの把握ができる点も評価されています。
また、O様は「進捗状況が時間や場所を選ばず確認できて便利」とコメント。多忙な日常の中でも、家の構造が少しずつ完成していく様子を見ることで、新築への期待感が高まるとともに安心感を得られたと語っています。
まとめ
北洲は、革新的な技術を取り入れることで、施工管理のあり方を根本から変革しようとしています。「Log System」を通じて提供される高品質な工事と美しい現場、それに伴う顧客満足度の向上は、これからの建設業界においても注目されるモデルとなるでしょう。北洲の今後の展開に、ますます期待が高まります。
詳しくは、
北洲ハウジング公式ホームページをご覧ください。