「アクアシフト」新サービス導入で水供給の課題を解決

「アクアシフト」: 新たな水供給の選択肢

中国電力ネットワーク株式会社（本社：広島県広島市中区、代表取締役社長：長谷川宏之）は、株式会社Waqua（本社：沖縄県うるま市、代表取締役社長：柳瀬善史）との協力により、小規模で分散型の水供給サービス「アクアシフト」の提供を開始しました。このサービスは、現場で給水設備を確保することが困難な状況でも、手軽に真水を供給することができる革新型の水供給ソリューションです。

小型海水淡水化装置の導入

「アクアシフト」では、特に工事現場や現場事務所などのテリトリーにおいて、給水の確保が難しいことに着目。従来の水の運搬に伴うコストと労力、さらには環境負荷を軽減することを目的としています。その中で、小型海水淡水化装置が世界最小クラスとして、運搬が容易な形で導入されています。この装置は、海水や河川水を利用し、その場で真水を生成することが可能です。

循環式手洗いユニットの魅力

また、アクアシフトに含まれる循環式手洗いユニットには、独自の浄水・殺菌機能が備わっており、一度の給水で約1ヶ月間水の交換が不要です。これにより、水の運搬回数が大幅に削減され、さらに手間を減らしながらも、現場の職場環境を改善することができます。

環境への配慮と今後の展望

この新サービスの導入によって、水の供給方法が大きく変わる可能性があります。持続可能な社会に向けて、コスト削減だけではなく、環境への負荷も低減することが期待できます。中長期的には、中国地方の過疎地や離島に水インフラを拡大していく計画もあり、地域に根ざした事業としての展開が視野に入っています。

経営ビジョン2030へのコミットメント

中国電力は「経営ビジョン2030」に掲げた「新規事業の展開」や「地域活性化への貢献」を継続的に実現していくことを目指しています。この「アクアシフト」は、同社が中国地域の明るい未来創造を目的に行ったオープンイノベーションプログラム「Co-Creation with Network」から生まれた初の事業化サービスです。これにより、地域社会との共存を図りながら、新たな価値を創出していく方針です。

さらなる情報とリンク

興味のある方は「アクアシフト」の公式ウェブサイトをご覧いただき、詳細な情報を確認してください。

アクアシフトウェブサイト

さらには、オープンイノベーションプログラムの詳細については、以下のリンクからアクセス可能です。

Co-Creation with Networkウェブサイト

「アクアシフト」が地域活性化に寄与し、工事現場などの新たな水供給の形を示すことに期待が寄せられています。これからの展開にぜひご注目ください。