海のデザインスクール2024がいすみ市でスタート
特定非営利活動法人イシュープラスデザインが主催する「海のデザインスクール2024」が、千葉県いすみ市で開講されることが決定しました。このプログラムは、デザインを通じて海を巡る社会的課題に取り組む内容で、2024年10月に開催されます。参加者は、海と人間のつながりを肌で感じつつ、課題をシステミックに捉える方法を学んでいきます。
プログラム概要
このスクールでは、3日間のキャンプ形式で実施され、参加者は海洋生態系の課題に関する深い理解を訪ねることができます。開催にあたり、著名なデザイン研究者や水産の専門家が指導に当たります。特に、代表講師の筧裕介氏と水産の専門家である上田勝彦氏による実践的な講義が行われ、参加者は実際に手を動かしながら学びを深めることができるでしょう。
プログラムは以下のような内容で構成されています:
- - オンライン事前講義:海と魚の基礎知識を学ぶセッション(2024年9月2日)
- - VTR事前学習:システミックデザインの理論に関する録画講義(1.5時間)
- - 現地キャンプ:いすみ市での2泊3日、干潟での体験や船釣り、魚を料理するワークショップなどが盛り込まれています。
参加者募集
高校生以上を対象に、参加費は一般が50,000円(税込)、学生は無料で参加可能です。宿泊や食事、アクティビティなどの費用が含まれており、交通費は自己負担です。定員は15名程度なので、応募者が多い場合は選考が行われるとのこと。社会問題に関心がある方はぜひご参加ください。
システミックデザインの重要性
本スクールは、社会の課題を包括的に理解するシステミックデザインの手法に重点を置いています。環境問題や海洋生態系の変化は、単に個別の問題として扱うのではなく、それらが相関し合っていることを理解することが大切です。このように、私たちが直面している環境の変化を考える際、海とのつながりをa体験することで、より持続可能な未来への理解が深まります。
プログラムのスケジュール
1.
10月12日(土):13時にJR上総一ノ宮駅で集合、その後、里山と川のつながりを感じるアクティビティへ。
2.
10月13日(日):午前には海の資源について学び、午後には魚を扱うスキルを習得。
3.
10月14日(月):午前中にグループで未来の海についてデザインし、16時までに解散予定。
この取り組みは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一部であり、次世代へ豊かな海を残すことを狙いとしています。海を巡るさまざまな課題に対し、私たちの未来のビジョンを一緒に考えることができる貴重な機会をどうか逃さないでください。