「お祈りメール」は、もはや時代遅れ?
「今後のご活躍をお祈り申し上げます」という言葉は、就活生にとって、もはや定番ともいえる不採用通知の言葉。しかし、株式会社ABABAが提供する新しいスカウトサービス「ABABA」は、この「お祈りメール」を、より前向きな「お祈りエール」に変え、就職活動中の学生を全面的に応援する画期的なサービスとして注目を集めています。
ABABAは、企業の最終面接まで進んだ学生に対して、その過程を評価し、他企業へのスカウトにつなげるサービスです。従来のお祈りメールでは、不採用という事実のみが伝えられることが多く、就活生は、なぜ不採用になったのか、今後の活動への指針が得られないという悩みを抱えていました。
しかし、ABABAでは、企業が「当社では採用できませんでしたが、あなたの能力は素晴らしいので、他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます。」といったメッセージとともに、ABABAへの登録を促します。これにより、学生は、企業から高く評価されたという実感を得ることができ、自信を持って次の就職活動へと進んでいけるのです。
3つのタイプに分類される「お祈りメール」
ABABA総研では、学生から提出された実際のお祈りメールを分析し、3つのタイプに分類しています。
1.
THEお祈りメール型: 丁寧な言葉で書かれているものの、不採用の通知のみを伝える、定型文的な文面です。再エントリーや不採用になった理由の説明を省くなど、冷たい印象を与えてしまう可能性があります。
2.
努力評価型: 不採用になったことに対し、お詫びだけでなく、残念に思う気持ちが伝わる文面です。応援メッセージも添えられており、担当者自身の感情が伝わる言葉で、心がこもっている印象を与えます。
3.
将来見据え型: 淡々と不採用を通知する文面ではありますが、再チャレンジを促すことで、拒絶的な印象ではなく、激励の想いを伝えることができます。
ABABA総研が行った調査によると、不採用通知を受けた学生の83%が「形式的で冷たい印象を受けた」と回答しました。就活生の中には、「形式的なメールで不採用を伝えられて腹が立った。」「形式的なメールだけで、なぜ落とされたのか理由が分からなかった。」といった声も上がっています。
企業側も、不採用通知であっても、人事担当者の想いのこもったメッセージや、面接での会話内容などを盛り込むことで、就活生に温かい印象を与える必要があると言えるでしょう。
「お祈りエール」で就活生の心理的ストレスを軽減
ABABAは、「お祈りメール」を「お祈りエール」に変えることで、就職活動うつに悩む学生の心理的ストレス軽減にも貢献しています。選考の過程を評価することで、学生は自信とモチベーションを維持し、前向きに就職活動に取り組むことができるのです。
また、ABABAは企業にとっても、自社のブランディング強化に役立つツールとなっています。採用活動を通じて、企業は自社の魅力を学生にアピールし、将来の優秀な人材を獲得するための重要なパイプラインを構築することができます。
ABABA総研が目指すもの
ABABA総研は、就職活動を行う学生と新卒採用を実施する企業のリアルな状況を調査し、現代の就職活動における課題解決を目指しています。
近年、就職活動は長期化し、学生は学業との両立に苦労したり、精神的な負担を抱えたりするなど、厳しい状況に置かれています。ABABA総研は、これらの問題点について、データに基づいた分析を行い、より良い就職活動環境の実現に貢献していくことを目指しています。
ABABAは、社会課題と事業課題の両方を解決するサービス
ABABAは、就職活動中の学生を応援するだけでなく、企業の採用活動にも革新をもたらす、社会課題と事業課題の双方を解決するサービスです。
「お祈りメール」を「お祈りエール」に変えるABABAは、日本の就職活動文化を変える可能性を秘めていると言えるでしょう。