地域金融機関を支えるAIツール「Data Ignition」の登場

地域金融機関を支える新たなAIツール「Data Ignition」

株式会社りそなホールディングスと株式会社ブレインパッドは、AI技術を駆使した銀行業務支援ツール「Data Ignition」を共同開発し、この度地域金融機関への提供を開始しました。この新サービスの導入により、銀行業務が一層効率的に進行することが期待されています。

提供開始の背景と目的

「Data Ignition」の開発は、2022年に始まりました。りそなホールディングスとブレインパッドは、資本業務提携契約を締結し、データを基にした新たなサービスの創出と地域金融機関へのデータ活用支援に取り組んできました。両社の専門知識と経験に基づき、AI技術がどう金融業務に役立つかを模索し続けた結果、今回の「Data Ignition」が誕生したのです。

AIによる業務効率化

「Data Ignition」は、必要なデータをAIに読み込ませるだけで、融資や投資信託に対する顧客ニーズをスコア化し、予測します。この機能により、地域金融機関は顧客のニーズに対して迅速に、かつ効果的なアプローチが可能になります。実際に、りそなグループが実施した業務の中で得られた知見が、このツールに搭載されているため、その信頼性は高いと言えるでしょう。

第一弾の提供先

「Data Ignition」の提供第一弾として株式会社静岡銀行が選ばれました。静岡銀行は、デジタル技術の導入やデータの利活用に注力しており、今回のツールがその取り組みをさらに加速させると見込んでいます。りそなグループでは、静岡銀行のニーズに合わせたサービスを提供しつつ、他の地域金融機関においても導入を広げていく意向です。