グロービスが「G-SQUARE」を刷新し、スタートアップ支援を強化
株式会社グロービス(東京都千代田区)は、日本のスタートアップエコシステムの発展を目指し、新しいインキュベーションオフィス「G-SQUARE(ジー・スクエア)」を導入しました。この取り組みは、住友不動産株式会社との協力により進められており、入居対象者が拡大されたことで、多様なスタートアップが集まる新たなコミュニティを形成することが期待されています。
G-SQUAREとは
「G-SQUARE」は、2023年10月に開設されたスタートアップ支援の拠点です。これまで、グロービスが運営するアクセラレータープログラム「G-STARTUP」に参加した企業やその出資先のみが入居対象でしたが、2025年10月にはオープンして2周年を迎えるのを機に、対象が拡大される運びとなりました。これにより、グロービス経営大学院の在校生や卒業生関連のスタートアップ、さらにKIBOW社会投資ファンドの投資先企業も入居の対象に含まれることになります。
コミュニティの価値最大化
今回の変更の中心には、様々なフェーズの有望なスタートアップが集まる環境作りがあります。これまでの入居条件に加え、新たに対象となる企業への支援が行われます。特に、グロービス経営大学院において起業に関心を持つ在校生や卒業生が自ら起業した企業が応募できるので、より多様な才能を活かすための舞台を提供することになります。
G-SQUAREの理念
「G-SQUARE」の名称には、グロービスが掲げる『経営に関するヒト・カネ・チエの生態系』を確立し、社会の創造と変革を目途にした広場を形成するというビジョンが込められています。ここではスタートアップと投資家、さらには大学院の知見が交わり、自由な交流やコラボレーションが生まれる場所を提供します。このような環境で、新たなアイデアの化学反応が起こり、イノベーションの波を生み出すことを目指します。
施設の概要とストラテジー
「G-SQUARE」は、住友不動産の虎ノ門タワーに位置し、法人登記が可能な住所を提供。加えて、住友不動産の広範なネットワークを利用したビジネスマッチングの機会を介して、スタートアップの成長を支援します。さらに、ビジネスとイノベーションが交差する虎ノ門エリアでの立地を活かし、起業家同士の交流を促進するイベントも実施予定です。
引き続きスタートアップ支援を継続
グロービスは、「G-SQUARE」を通じて日本のスタートアップエコシステムに貢献することを目指しており、新たな支援体制の確立によってコミュニティの価値を最大化することを掲げています。グロービスの井上陽介責任者は、入居対象の拡大によって新たな起業家コミュニティが誕生することに期待を寄せています。
施設詳細
- - 名称: G-SQUARE(ジー・スクエア)
- - 所在地: 住友不動産虎ノ門タワー 2F(東京都港区虎ノ門二丁目2番1号)
- - 利用可能時間: 平日 8:00~23:00、金土日 8:00~19:00
- - 費用: 月額7,000円からのオープン席
- - 提供内容: コワーキングスペース、ビジネスマッチングイベント、法人登記、など
日本国内でのスタートアップシーンに新たな推進力をもたらす「G-SQUARE」に、今後も目が離せません。