株式会社FOLIOが展開する「4RAP(フォーラップ)」が、投資一任プラットフォームとして新たに特許を取得しました。これまで金融機関が顧客に提供していた資産運用サービスは、運用の目的やライフプランに応じて複数のゴールを設定する際、自社のシステムを大幅に改修する必要がありました。しかし、この度の特許により、既存のシステムを変更することなく、より柔軟に顧客のニーズに応じた資産運用が実現できるようになりました。
特許第7719671号では、情報処理装置や方法を通じて、顧客が自分のライフプランに基づいて設定した複数の運用ゴールに対し、最適な資産管理が行える仕組みを提供します。これにより、各金融機関は自社の顧客に対し、簡素でコストを抑えた形で柔軟な運用サービスを提供できるのです。現在「4RAP」は、すでに多くの金融機関で利用が進んでおり、バックオフィスの既存システムともスムーズに接続ができています。
さらに、2024年には特許第7611791号を通じて、異なる運用会社との接続が可能になり、複数のラップサービスを同時に運用することができるようになります。これは、政府が進める「資産運用立国実現プラン」にも大きく寄与するもので、競争力を高めることができる新たな環境が整いつつあります。「4RAP」は、多様な金融機関が同一プラットフォーム上でサービスを展開できるため、業界全体の活性化にも貢献することが期待されています。
FOLIOは、「4RAP」を通じて、今後も各金融機関の多様なニーズに応える商品やサービスの展開を進め、「顧客本位の業務運営」を実現していく方針です。資産形成を希望する顧客にとっても、安心して利用できるサービスを提供し、より安定的な資産形成を実現していくのです。
このように、「4RAP」は単なるプラットフォームを超えて、投資一任サービスの技術革新を推進し、未来の資産管理の形を提供する重要な役割を果たしています。
4RAPの特長
- - SaaS型プラットフォームの利便性:全ての金融機関が導入しやすい形で運用基盤システムや運用商品を提供。
- - 顧客に寄り添ったサービス:顧客ごとのニーズに合わせて柔軟に資産運用プランを設計可能。
- - ペーパーレス化:対面での営業活動でも、ペーパーレスを実現するツールを提供し、効率的な運営を実現。
株式会社FOLIOホールディングスの背景
FOLIOホールディングスは、金融業界において新たなソリューションを提供し、未来をデザインするミッションを掲げています。また、株式会社FOLIOやAlpacaTech株式会社を傘下に持ち、高度な技術力をもとにした金融サービスの展開を行っています。情報技術を駆使して、新しい時代の資産運用を支えていく姿勢が、今後の展望として非常に期待されています。