株式会社ボルテックスがソーケンに資本参加し成長を支援

株式会社ボルテックスがソーケンに資本参加

2024年7月31日、資産形成コンサルティングを提供する株式会社ボルテックスは、和歌山市でビルメンテナンス事業を展開する株式会社ソーケンに資本参加した。これは、同社とグループ企業である株式会社アイドマ・ホールディングス、株式会社S-Design、株式会社ビーバーズとの3社共同の参加である。

ソーケンの実績

ソーケンは、20年以上にわたって和歌山県内での設備管理、警備、清掃サービスを提供してきた実績がある。その結果、公共案件を中心に高いシェアを持つ企業として認知されており、特に厳しい入札基準を満たして数多くの契約を獲得している。地域での強固なポジションを築いている彼らに対し、ボルテックスはさらなる成長支援を行う。

ビルメンテナンス業界は現在、人手不足や人件費高騰、経営者の高齢化といった課題を抱えており、こうした環境の中でもソーケンが成長できるよう、あらゆる支援を提供する。

具体的な支援策

ボルテックスは、企業間連携を通じて新しい人材を育成する「Vターンシップ」プログラムを実施する。このプログラムでは、参加企業の従業員が一定期間、他社での業務に従事し、多様な業界を経験することで、見識を広めていく。また、自社と他社を比較することで、経営上の新たな視点を得られ、それが成長のきっかけになる可能性がある。

この資本参加により、ボルテックスはソーケンにおいて将来的な幹部候補の育成、市場開拓、社員の定着率向上、そして組織活性化を目指す。人材確保において、営業やバックオフィス部門に対しても「Vターンシップ」を活用して支援を行う。

アイドマ・ホールディングスは営業の仕組み作りを支援し、クラウドワーカーを通じた労働力の拡充に貢献する。S-Designはプロジェクト全体のマネジメントを行い、組織体制や財務面での支援を行う。一方、ビーバーズは人材マッチングや採用コンサルティングなどを駆使して、適材適所の人材獲得につなげる。これらの協力によって、各社の強みを最大限に生かした支援を行う。

株式会社ボルテックスについて

株式会社ボルテックスは1999年に設立され、経営に新たな視点を提供することを理念とした企業だ。東京都心を中心に中規模ビルの「区分所有オフィス」を展開し、顧客の課題解決に貢献している。これによって、企業が流動性の高い資産を持つことができ、経営の安定性を図る手助けを行っている。

2024年3月期の同社の売上高は819億円、経常利益は86億円に達した。また、654名の従業員を抱え、東京を基点に全国各地に拠点を持っている。主な施策として、顧客のニーズに応じた新しい不動産戦略や経営課題に対するソリューションの提供を行っており、その活動は今後も拡がっていく見込みである。

今後も株式会社ボルテックスは、業績向上と地域社会貢献を両立させる企業として、更なる飛躍を目指していく。

公式サイトや各種SNSを通じて、ボルテックスの最新情報を随時発信していく予定だ。