終末を描いた新刊
2026-05-21 09:25:04

人類を魅了する「終末」を描いた新刊書『世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史』

人類を魅了する「終末」の物語とは?



2026年5月22日に株式会社河出書房新社から発売されるトム・フィリップスの新著『世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史』。この書籍は、文明の崩壊やカルト教団、戦争、疫病など「世界の終わり」に取りつかれた人類の歴史をユーモラスに描いており、特にSNSでもその面白さが話題になっています。

「世界の終わり」の魅力


「世界の破滅」というテーマには、聖書に登場する最後の審判や、ハルマゲドン、さらには未来における核戦争やAIの影響、気候変動まで、幅広いイメージが含まれています。著者は、このような様々な終末予言に魅了され、人々がなぜこれほどまでに終末を信じてしまうのかを探ります。

予言の歴史とその信憑性


書籍内では、過去のさまざまな終末の予言が取り上げられており、特に注目されるのが1530年代の終末教派の指導者、ヤン・マティアスの逸話です。彼は街を占拠し、君主司教を追い詰めましたが、実際に訪れたのは彼自身の悲劇的な終わりでした。このような歴史的なエピソードから、著者は予言がしばしば悲劇を引き起こすことを示唆しています。

さらに、1806年に「キリストの再臨が迫っている」と記された卵を産む鶏を持つメアリー・ベイトマンの逸話も紹介されます。彼女は自身の卵の詐欺行為で人々を欺き、見物料を取りつつ儲けを得ました。このような物語は、終末を信じる人々の心理を浮き彫りにする重要な要素です。

終末予言と現代社会


本書はまた、過去の予言が当たることはほとんどなく、むしろ「終末が訪れる」という期待感が人々を動かす原動力であることを指摘します。科学が進化し、技術が発展する現代において、AIやパンデミック、核戦争など新しい形の懸念が生まれている中で、終末を信じる文化はどう発展しているのか、その変遷も興味深いところです。

新たな視点を与える書籍


本書の特徴は、学校では学べない世界史の逸話が多く取り上げられており、読む人に新たな視点を提供します。「終末」は実際には訪れないかもしれませんが、歴史の中で人々がどのようにその恐怖と向き合ってきたのかを知ることができるのです。

著者はロンドンを拠点に活動するジャーナリストのトム・フィリップスであり、彼のユーモアあふれる視点が光る作品でもあります。前著の『メガトン級「大失敗」の世界史』同様に、今回も幅広い読者に楽しんでもらえることでしょう。

まとめ


『世界の破滅を信じた人たちのとんでもない世界史』は、ただの歴史書にとどまらず、終末を信じ続ける人類の心情を探究する一冊です。毎日を生きる中で、「終末」について考えたことのある人々にとって、この本は興味深い発見や考えるきっかけを与えてくれることでしょう。ぜひ新たな視点で人類の歴史を学んでみてください。


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会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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