国営ひたち海浜公園でコキア植え付け始まる
茨城県ひたちなか市に位置する国営ひたち海浜公園で、待望のコキアの植え付け作業が6月5日よりスタートしました。今年も約4万本のコキアがみはらしの丘にその美しい緑の列を形成します。手間を惜しまず一本一本丁寧に植えられる赤ちゃんコキアの苗は、この公園における初夏の象徴といえる光景です。
植え付けの風景
今年もまた見られるその情景は、初夏の訪れを告げるもの。植え付け作業は7月4日頃まで続く予定で、延べ260人の方が参加し、大体20日間をかけて行われます。植え付けのためには、土壌を耕した後、まずは70cm間隔で目印のラインを引き、その後等間隔に穴を掘ります。そして、各穴に約15cmほどの小さなコキアの苗を大切に植えていきます。この地道な作業が、やがて一面に広がる美しい波のようなデザインを生み出すのです。
コキアとは
コキアはヒユ科のホウキギ属に属し、ユーラシア大陸の乾燥地帯に自生する一年草です。その名は、昔、茎や枝を乾燥させたものをほうきとして利用していたことに由来します。また、コキアは「畑のキャビア」とも称されており、食用としても重宝されています。公園で育てられている品種は観賞用に改良されており、まん丸く成長し、秋には美しい紅葉を楽しませてくれます。
コキアの見頃
コキアの見頃は例年、8月中旬から9月下旬にかけて続きます。今年も多様な品種が楽しめる「コキア見本園」が新たに設けられる予定で、色とりどりのコキアを観察できるスポットとして期待されています。特に燃えるような赤色の「滝野ファイヤーエッグ」や、白色の「コキア“ホワイト”」など、個性豊かな姿を見ることができます。
コキア植え付け体験イベント
また、皆様もその一部として参加してみませんか?6月21日(土)には「コキアの植え付け体験」が実施される予定で、参加者は実際にコキアを植えることで、美しい景観に貢献することができます。午前10時から正午までの間、みはらしの丘第2頂上付近で行われます。定員は100名で、天候不良の場合は翌日へ延期となる可能性があるため、事前の確認が必要です。
このように、国営ひたち海浜公園は自然を活かした体験を通じて、地域の皆さまと共に美しい公園づくりに励んでいます。公園は、春のネモフィラ、チューリップやポピー、夏のヒマワリなど四季折々の花々が楽しめるスポットとして、多彩な魅力を誇ります。訪れる人々は、心と身体をリフレッシュさせる素敵な時間を過ごすことができます。
詳細な情報や参加申し込みについては、公式ウェブサイトやSNSを通じてご確認ください。きっと、この季節ならではの美しい風景と感動的な体験が待っていることでしょう。
国営ひたち海浜公園連絡先
〒312-0012
茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
TEL: 029-265-9001
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