富士市で開催される「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」
静岡県富士市で、脱炭素社会や循環経済の実現に向けて素材として注目されているセルロースナノファイバー(CNF)を中心に、国際展示会が開催されます。この展示会は「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」と名付けられ、128の企業と団体が集結します。ここでは、その見どころや目的、当日のプログラムなどを詳しくご紹介します。
開催日時と場所
展示会は令和7年10月16日(木)の13時から16時、17日(金)の9時から15時までの2日間にわたって行われます。会場は富士市にあるふじさんめっせ大展示場(住所: 富士市柳島189-8)です。この会場は地域の産業振興や国際的なイベントにふさわしい、広々としたスペースが特徴です。
出展企業とその内容
「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」には、過去最多となる128の企業および団体が出展します。これらの企業は、植物素材を用いて環境に優しい製品やサービスを展開しています。
特に注目すべきは、陸・海・空のモビリティに関連する展示です。特別展示されるコンセプトカー「しずおかもくまる」は、静岡大学とトヨタ車体とのコラボレーションによるもので、循環型社会への具体的なアプローチが感じられます。また、ヤマハ発動機のマリンジェットやソライズパートナーズのドローンなど、多彩なモビリティが約10台展示されます。
セルロースの機能性体験コーナー
大阪・関西万博でも話題になった「セルロースの機能性体験コーナー」を再現するコーナーもあります。㈱シャンソン化粧品が提供するハンドクリームでは、その塗り心地を体験でき、利昌工業㈱によるナノセルロースパイプの実物も展示され、その固さを実際に体感することができます。これにより、来場者はセルロース素材の具体的な利点を体験することができるでしょう。
企業プレゼンテーションと商談の場
展示会では、出展企業が進行するプレゼンテーションも予定されています。36社および団体が参加し、各自の新たな取り組みや技術を紹介します。このセッションは、参加者が最新の情報を得られる貴重な機会となることでしょう。
さらに、個別商談コーナーも設けられ、ビジネスチャンスを広げる場としても機能します。出展者と来場者が直接会話できるこの機会は、新たなパートナーシップの形成に繋がることでしょう。
参加したい人へ
「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」は、持続可能な未来を目指す方や、環境に配慮した商品やサービスに興味のある方には特にお勧めのイベントです。多様なモビリティや最新技術を直接見ることができ、体験を通して学ぶことができる貴重な機会です。ぜひ、足を運んでみてください。