藻場保全でCO2削減
2025-03-28 18:24:56

横須賀市の藻場保全事業がCO2クレジット取得に成功

横須賀市の藻場保全事業



神奈川県横須賀市が進めるブルーカーボン事業が新たな実績を上げました。市内で行われた藻場の保全活動を通じて、二酸化炭素(CO2)吸収量に対するクレジットが新たに創出され、4社による購入が行われたのです。この取り組みは、地球温暖化対策としての意義が高く評価されています。

藻場の保全活動とは?



横須賀市は、漁業協同組合や研究機関、さらには民間企業と連携し、海中の藻場を保全する活動を活発に展開しています。この藻場は、二酸化炭素を吸収する重要な役割を担っており、地球温暖化に対する自然の抵抗力の一端を担っています。藻場の面積は約6,800平方メートルに及び、その面積はサッカーコート約1面分に相当します。

CO2吸収の実績



藻場の保全により、約2.0トンのCO2が吸収されたとされています。このCO2は、国の認可法人である「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)」によって認証され、クレジットとして取引されることとなりました。これにより、資金を得た横須賀市はさらなる保全活動を継続することが可能となります。

ブルーカーボンの意義



「ブルーカーボン」とは、海中の藻類などが吸収する二酸化炭素のことを指し、森林や山の緑がCO2を吸収するプロセスに類似します。海洋環境の保護と地球温暖化対策が同時に進められるこの取り組みは、自然環境保全の重要性を再認識させるものです。特に、近年の気候変動問題が深刻化する中で、ブルーカーボンは新たな解決策として注目されています。

市民と企業の協力



横須賀市の藻場保全に関する取り組みは、地域の漁業者や研究者、さらに環境保護に関心を持つ民間企業による強力な協力があって初めて成り立っています。市内での活動だけでなく、広域的な活動が今後ますます重要になるでしょう。購入した4社の名前や具体的な契約内容は公表されておらず、プライバシーや商業的理由から非公開となっていますが、この取り組みによって地域や企業が互いに支え合う新たな環境意識が生まれています。

結論



横須賀市の藻場保全事業は、海洋環境保護と持続可能な社会の実現への道を示しています。この活動を通じて、地域の人々が自然環境の重要性を認識し、次世代へと環境保護の意識を継承していくことが期待されます。また、このような取り組みが全国的に広がることにより、さらなる温暖化防止策が進むことを願いたいものです。


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会社情報

会社名
横須賀市
住所
神奈川県横須賀市小川町11
電話番号
046-822-4000

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