アネスト岩田のデジタルマーケティング戦略
神奈川県に本社を構えるアネスト岩田株式会社は、デジタルマーケティング戦略を強化し、顧客体験の向上を実現するため、株式会社エクサとパートナーシップを結びました。この戦略は、エクサが提供する商品情報管理(PIM)およびデジタルアセット管理(DAM)を活用することで、Web上での製品情報のダウンロード数を大幅に増やすことを狙っています。
デジタルシフトの必要性
アネスト岩田は、長年にわたり対面型の営業を中心に事業を展開してきました。しかし、デジタル化が進む昨今では、顧客のニーズや情報収集手段が多様化しているため、従来の営業手法では十分な顧客満足を得ることが難しくなっています。このため、デジタルマーケティング戦略の確立が急務となり、Webサイトのリニューアルを含むさまざまな施策が講じられました。
PIMとDAMの導入
アネスト岩田は、エクサと共に、PIMとDAMを基にした商品情報管理基盤を構築し、顧客に対して製品情報を提供する新たな環境を整えました。この基盤は、製品マスターデータや仕様データを統合し、顧客にとって使いやすいオンライン環境を提供することを目指しています。このようにすることで、エンドユーザーや販売代理店、サービス会社にとって、製品を探しやすく、選びやすく、容易に注文できる環境を整えました。
成果と今後の展望
この取り組みの結果、Webサイトからの製品情報ダウンロード件数はなんと約10倍に増加しました。さらに、絞り込み検索機能が充実したことで、提案活動においてもスピードを加速させています。アネスト岩田は、Web上のさまざまなデジタルチャネルを通じて顧客体験を向上させるため、CX(Customer Experience)を強化していく意向を示しています。デジタル環境と顧客接点を最大限活用し、事業の成長を加速させ、一貫した顧客体験を提供することこそが、今後の大きなミッションです。
アネスト岩田とエクサについて
アネスト岩田株式会社は、2026年に創業100周年を迎える産業機械メーカーであり、圧縮機や塗装機器を主力商品として取り扱っています。一方、株式会社エクサはITサービス会社であり、デジタルトランスフォーメーションを推進する「共創型サービスインテグレーター」として、さまざまなサービスを提供しています。両社のコラボレーションは、顧客ニーズに応える革新的な取り組みを生む礎となるでしょう。