SCSKと日経リサ協業
2025-12-16 12:22:55

SCSKと日経リサーチが脱炭素化支援で業務提携を開始

SCSKと日経リサーチ、業務提携で脱炭素化支援へ



SCSK株式会社と株式会社日経リサーチは2023年10月、企業のサプライチェーン全体での脱炭素化とサステナブル経営を支援するための業務提携を発表しました。この取り組みは、企業が財務データと非財務データを統合的に活用し、サステナブル経営を促進することを目的としています。

脱炭素化とサステナブル経営へのニーズ


昨今では、国際的な基準に基づく非財務情報の開示が求められるようになり、特に企業にとって環境関連のデータや人権に関するリスク管理が重要視されています。サプライチェーン全体におけるCO₂排出量の把握も、特にバイヤー企業にとっては急務とされています。

しかし、多くの企業、特に中小企業では自社の排出量を把握・算定するためのリソースが限られていることから、このニーズに応じることが難しい現状が存在します。このような背景から、効率的にサステナブル経営データおよび排出量データを収集・整備するシステムが急務となっています。

提携内容とそのメリット


SCSKの提供する「CO×CO カルテ」は、企業の会計データを基にCO₂排出量を自動算定するサービスであり、一方で日経リサーチが展開する「日経サステナブルリンク」は企業のサステナブル経営に関する評価プラットフォームです。これら二つのサービスが連携することで、以下のような価値を提供します。

1. サプライチェーン管理の効率化: サプライヤーのサステナブル経営状況や排出量を一元的に把握することで、全体の脱炭素化をより早く進めることが可能となります。
2. 業務負担の軽減: 「CO×COカルテ」により、従来の算定方法と比較して約80%の負担軽減が期待できます。これにより、サステナブル調達や排出量に関する調査への対応も容易になります。

協業の展望


この提携は、今後のサステナブル経営評価のあり方を見据えた先導的な取り組みとなります。両社はデータを連携させることで、業務効率化や評価モデルの構築に向けた研究も進める予定です。特に、グローバル基準に則した評価やリスク可視化のスコアリングが検討されています。

各社のコメント


SCSK社の當麻社長は、「サプライチェーン全体の脱炭素化は一企業の努力だけでは実現できない。データの活用を通じて持続可能な社会の実現に貢献したい」と述べており、一方日経リサーチの新藤社長も、「両社の協力を通じて、日本企業の価値向上を目指していく」という意気込みを語っています。

まとめ


SCSKと日経リサーチの提携は、企業が直面しているサステナブル経営上の課題を解決するための重要なステップです。この取り組みを通じて、より多くの企業が脱炭素化とサステナブル経営の実現を目指すことが期待されます。今後も両社のプロジェクトから目が離せません。


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会社情報

会社名
SCSK株式会社
住所
東京都江東区豊洲3-2-20豊洲フロント
電話番号
03-5166-2500

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