バイオマス発電所の取得
2025-02-17 11:25:54

大東建託、バイオマス発電所を取得し再エネ導入の大きな一歩に

大東建託がバイオマス発電所を譲受



大東建託株式会社は、2023年2月17日に株式会社フジコーとの間で、フジコーの傘下にある株式会社一戸フォレストパワーの株式譲渡契約を締結しました。この協定により、一戸フォレストパワーは大東建託のグループ会社となり、2025年度からバイオマス発電所の営業を開始する予定です。

一戸フォレストパワーの概要


一戸フォレストパワーは、岩手県一戸町に位置するバイオマス発電所です。主な燃料となるのは、林業事業者や森林組合から調達する未利用材です。また、製材過程で発生する端材を破砕して燃料とし、持続可能な資源利用を実現します。年間の発電量は約5,175万kWhで、これは一般家庭約10,800世帯分に相当します。発電した電力は、主に大東建託グループの事業所に供給される予定で、これによりグループ全体の再生可能エネルギーの導入率は100%に達すると見込まれています。

環境への貢献


大東建託グループは、温室効果ガスの削減にも取り組んでおり、年間の削減量は約19,000t-CO2に達します。これにより、地域環境への貢献も行うと同時に、持続可能なビジネスモデルの構築を図ります。

RE100の理念への参加


大東建託は、世界的なイニシアティブであるRE100にも加盟しており、2040年までに全事業活動に必要な電力を再生可能エネルギーで賄う目標を掲げています。このバイオマス発電所の運営を通じて、国内外の再生可能エネルギーの普及促進にも貢献する方針です。

追加の取り組み


大東建託は、2023年7月には関西電力と協力して、朝来バイオマス発電所の事業譲渡契約を締結しました。これにより、2024年4月からは西日本エリアの事業所にも自社発電の電力を供給する予定です。他にも、今後一戸フォレストパワーでは、現行の固定価格買い取り制度(FIT)からフィード・イン・プレミアム(FIP)へ切り替える計画もあります。これは、電力の市場価格にプレミアムを上乗せする方式で、より効率的な市場を形成する試みでもあります。

株式会社フジコーの役割


フジコーは、この事業において重要なパートナーで、建設系リサイクル事業や森林発電事業を通じて成果を上げている企業です。フジコーとの連携により、再生可能エネルギーの取り組みをさらに強化し、地域経済の活性化にも貢献しています。彼らの専門知識とリソースが、このバイオマス発電所の成功に寄与することが期待されています。

大東建託のこの取り組みは、持続可能なエネルギー未来を築くための一歩として、多くの注目を集めています。これからの進展に注目です。


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会社情報

会社名
大東建託株式会社
住所
東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー
電話番号
03-6718-9174

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