株式会社いい生活、デスクトップアプリの多要素認証導入でセキュリティ強化

株式会社いい生活がデスクトップアプリに多要素認証を導入

不動産業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進している株式会社いい生活（東京都港区）は、同社が提供する「いい生活デスクトップアプリ」に新たに多要素認証（MFA）機能を追加したことを発表しました。この施策により、ユーザーがサービスを利用する際のアカウント認証が強化され、より安定したシステムの利用が可能になります。

MFA導入の背景とその効果

これまでは、多要素認証はブラウザアプリでのみ利用可能でしたが、今回のリリースによってデスクトップアプリでもMFAの利用が可能になりました。これにより、ユーザーは自分の利用環境に関係なく、より安全にアプリを利用できるようになります。また、MFAの導入により、ユーザー認証の安全性は大幅に向上し、特に不正アクセスのリスクが低減されることが期待されています。

この強化された情報セキュリティ環境により、情報資産の保護が一段と強化され、ユーザーは安心してサービスを利用できるようになるでしょう。いい生活は、今後も不動産市場向けに業務ソリューションを提供しつつ、セキュリティ対策のさらなる向上を図る意向です。

適用されるプロダクトの紹介

このMFA機能は、以下のプロダクトに適用されます（2025年6月30日現在）：

- いい生活Square
- いい生活賃貸クラウド営業支援
- いい生活売買クラウド営業支援
- いい生活賃貸クラウド物件広告
- いい生活賃貸クラウド業者間（仲介事業者利用）
- いい生活賃貸管理クラウド
- いい生活賃貸クラウドOne
- いい生活売買クラウドOne

クラウドサービスの拡大とセキュリティの重要性

最近、情報システムの高度化と複雑化が進み、同時にセキュリティリスクも増大しています。これを受けて、クラウドサービスの利用が急速に広がっています。政府も、これらのサービスを利用して効率的で安全な行政サービスを提供する方針を設定しており、クラウド・バイ・デフォルト原則の導入が進められています。

クラウドサービスを利用することで、新たな技術の積極的な採用や規模の経済が実現し、情報セキュリティレベルの向上が期待されます。ただし、企業は注意深く利用し、必要なセキュリティ対策を講じることが求められます。

まとめ

株式会社いい生活は、「テクノロジーと心で、たくさんのいい生活を」のミッションのもと、不動産業務を支援するクラウドサービスを多岐にわたって提供しています。ビジョンとして「心地いいくらしが循環する、社会のしくみをつくる」を掲げ、法改正やIT化に柔軟に対応することで、不動産市場のDXを推進します。

それに伴い、今回のMFA導入も一つの重要なステップであり、セキュリティの強化に努めることで、ユーザーにとってより良い利用環境を整えていく考えです。今後が非常に楽しみです。