健康データの新たな時代へ
PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)サービス事業協会は、未曾有の健康データの活用を促進するために「Patient Generated Health Data 実装ガイド」(PGHD IG)の策定を発表しました。この実装ガイドは、PHRサービスを提供する事業者と医療機関との間で健康データのスムーズなやり取りを実現するための重要な一手です。
PHRの普及に向けて
個人の日常的な健康データは、スマートフォンや様々なデバイスを通じて簡単に収集できるようになりました。しかし、これらのデータを医療機関の電子カルテなどと接続するには、さまざまな接続仕様が異なるため、普及が進みにくいという現状がありました。PGHD IGは、この「壁」を打破するための実装ガイドとして期待されています。
・患者の生活習慣全般を医者が把握する
PGHD IGの導入により、医師は患者の日常的な生活習慣を正確に把握し、最適な個別化医療を提供できるようになります。より一人ひとりに寄り添った医療の実現が可能になるのです。
・システム並びにコストの軽減
また、このガイドを活用することで、システム連携に必要な個別開発コストの削減が可能となり、効率的なデータ連携ネットワークが構築できます。これはPHR産業全体の発展にも繋がります。
健康への積極的アプローチを促進
さらに、PGHD IGは、これまでの予防医療だけでなく、PHRを基にした「攻めの予防医療」の実現も目指しています。これによって、国民全体のウェルビーイング向上が期待されています。
未来に向けた展開
PHRサービス事業協会では、PGHD IGの公開を皮切りに、さらなる普及活動や具体的な実装ケーススタディの提示を進めていく予定です。これにより、関連団体との協議を通じて、PGHD IGが実際に社会に根付くよう取り組んでいく方針です。
実装ガイドの詳細情報
実装ガイドの具体的な内容や対象項目については、PHRサービス事業協会の公式ホームページで確認できます。興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
PHRサービス事業協会公式サイト
声明と展望
PHRサービス事業協会の標準化委員長、古屋博隆氏は「PGHD IGの策定は、PHRが社会全体のインフラとして機能するための重要なステップです。このガイドを通じて、新たな価値の創出や質の高い医療環境の構築に寄与できるよう全力を尽くします」と語っています。
このように、PHRサービス事業協会は国民の健康寿命の延伸および豊かで幸福な生活の実現に向け、今後も活動を続けていくことでしょう。健康データの運用が進むことで、私たち一人ひとりの生活がより豊かになることが期待されています。