はじめに
精神的な健康や福祉の分野は、時に私たちの心の深い部分に触れるテーマでもあります。そんな中、特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構(通称:NPO法人コンボ)が主催する月例会「こんぼ亭」は、多様な価値観や経験を持ったゲストを迎えることで、参加者が新しい視点を得る機会を提供しています。
第105回こんぼ亭月例会について
2026年の6月6日、こんぼ亭月例会の第105回がオンラインで開催されます。今回のテーマは『弱みが強みになる? バリアバリューという発想』です。精神科医の福場将太さんを講師に迎え、彼自身の体験を通じてバリア(障害や不便さ)の捉え方について考えてみたいと思います。
福場将太さんと彼の経験
福場さんは、北海道の美唄すずらんクリニックの副院長であり、網膜色素変性症により視力をほぼ失っています。一度は医師の職を辞することも考えましたが、彼は再挑戦を決意し続けている精神科医です。視覚を失ったことで直面した困難な状況でも、彼は新たな価値を見出す考え方「バリアバリュー」にたどり着きました。これは、障害をもたらすバリアが新しい価値を生む可能性があるというポジティブな視点です。
バリアの再評価
福場さんは、視力を失ったことがかえって特別な能力を開花させるきっかけになったと語ります。たとえば、暗い空間でも位置を把握し迷わずに移動できる能力や、表情が見えない患者ともコミュニケーションが取れるよう、他の感覚を鋭くする必要がありました。このように、見えないことは不便なだけではなく、他の感覚や想像力を育てる大きなチャンスでもあるのです。
参加者に期待される効果
講演を通じて、参加者は、自らの困難や生きづらさに対する見方が変わる可能性を持ち帰ることができます。「弱みや困難は、人生の終わりを意味するのではなく、別の可能性への入口になる」という考えに触れ、自分の中の「バリア」を見つめ直すチャンスです。福場さんの話からは、人生の意味や価値を追求するためのヒントが得られることでしょう。
さらに、以下のポイントも家計に無理のない金額で参加できるという安心感を提供しつつ、再確認していただきたいメッセージです。
- - 「失うこと」はチャンスであり、新しい可能性の出発点である。
- - 障害や不便は個人の問題に留まらず、社会全体で見直すべきテーマである。
- - 持っているものがないからこそ、他者とのつながりを強めることができる。
- - 弱さを共有することで、自己肯定感を高めることができる。
- - 思い通りにならない人生でも意味あるものに変えられる。
参加方法
このイベントは、オンラインでの開催となりますので、場所を問わず参加できます。参加費は一般2500円、コンボ賛助会員は1500円、グループ参加(3人まで)で6000円となっています。申込は2026年6月3日まで受け付けており、それ以降の登録はできませんのでご注意ください。
まとめ
「コンボ亭」とは、ただの講演会ではなく、自己を再発見し、他者との新たなつながりを築くフィールドでもあります。自分の「バリア」を見つめ直し、その中に埋もれた可能性に気づく準備をしましょう。この月例会があなたの人生に与える新たな視点に期待してください。