ナレッジコミュニケーション、生成AIのセキュリティ基盤を構築
株式会社ナレッジコミュニケーションは、このたびF5ネットワークスジャパンが提供するAIセキュリティソリューション「F5 AI Guardrails」を利用し、国内の大手企業を対象とした生成AIに関するガバナンス支援のPoC(概念実証)を成功裏に完了しました。本案件は、F5 AI Guardrailsの国内初受注案で、企業におけるAIの活用拡大とその安全対策を同時に進める重要なプロジェクトです。
生成AIを取り巻く安全課題
近年、企業において生成AIの利用が急速に広がっています。社内の業務効率化から顧客サービスの向上に至るまで、その活用範囲は多岐にわたります。しかし、利用が進む一方でプロンプトインジェクションや機密情報の漏洩、不正な出力生成など、従来の情報セキュリティ対策では対処しきれないAI特有のリスクが浮上しています。これにより、企業全体で生成AIの利用を安全に推進するための包括的なガバナンスや保護の仕組みが求められています。
プロジェクトの概要
本プロジェクトは以下の段階を経て実施されました:
- - 要件整理:既存のセキュリティガイドラインに基づき、生成AI活用に必要な統制・保護要件を定義しました。
- - アーキテクチャ設計:社内利用・社外利用ごとに適切な保護構成を検討しました。
- - テスト計画と実施:効果的な検証シナリオを策定し、各種テストを実行しました。
- - Red Team 検証:攻撃パターンや不適切利用に対応するための自動テストを行い、保護機能の網羅性を確認しました。
- - 運用モデル整理:今後の本格導入に向けて運用設計の方向性や残課題を整理しました。
PoCの成果
このPoCを通じて、以下の主な成果を達成しました:
1. お客様のガイドラインに基づいた生成AI向けセキュリティとガバナンス要件の体系的な整理が実現。
2. 利用形態に応じた保護アーキテクチャの実現可能性を確認。
3. Red Teamによる検証を通し、保護機能の有効性を確認。
4. 本格導入に向けた設計課題と対応方針を明らかにしました。
これらの成果を踏まえ、安全性と業務利便性を兼ね備えた運用モデルの方向性を整理し、次フェーズの検討を続けています。
ナレッジコミュニケーションが選ばれた理由
このプロジェクトに選ばれた理由は、私たちが生成AIのガイドライン策定から実装、検証、運用設計まで、一貫してワンストップで支援できる体制を整えているためです。上流の方針整理に留まらず、実際の運用を見越した具体的な仕組み作りが高く評価され、今回の受注に繋がりました。
今後の取り組み
ナレッジコミュニケーションは、今後もF5 AI Guardrailsを活用し、企業での安全で持続可能な生成AI活用を推進して参ります。具体的には、以下の領域での支援を強化していく予定です:
- - セキュリティとガバナンス基盤の設計・構築支援
- - AIガバナンス設計・運用支援
- - テスト計画策定・Red Team検証
- - ナレコムAIプラットフォームとの連携
この取り組みは、企業の生成AI活用の未来を切り開く重要なステップであり、安全性と効率性を両立させるための基盤づくりに寄与すること間違いありません。
会社情報
株式会社ナレッジコミュニケーションは、千葉県市川市に本社を構えるテクノロジーカンパニーで、クラウドとAIを活用したビジネス支援を展開しています。AWSやMicrosoft Azureなどのプラットフォームを利用し、企業のAIトランスフォーメーションを推進しています。特に、具体的な技術力と実績を持つ点が高く評価されています。今後も企業のニーズに応え、システム開発から運用サポートまでを一貫して提供し、業界のリーダーを目指します。