株式会社Peds3が東京都のPoC Ground Tokyoに採択
株式会社Peds3(本社:東京都港区、代表取締役 CEO 千先 園子)は、東京都主催の「PoC Ground Tokyo 令和7年度短期集中コース」に採択されたことを発表しました。このプログラムは、東京都が持続的な経済発展を目的として実施するもので、イノベーションを生み出すための取り組みです。Peds3は「小児医療の未来をつくる、こどもDoTank」というミッションのもと、デジタルとエビデンスを活用したバイオサイコソーシャルケアの社会実装を目指しています。
このプログラムでは、特に「読字障害や算数障害の傾向がある児童向けの音読学習アプリ及び算数学習アプリ」の社会実装に向けたコンセプト検証を行います。このプロジェクトは、現代の教育において深刻な問題となっている学習障害に対応するものであり、子どもたちが社会で自立し、成長するための助けとなることが期待されています。
PoC Ground Tokyoとは
PoC Ground Tokyoは、スタートアップの革新的なビジネスアイデアを検証し、未発達なビジネス領域での急成長を促すことを目的とした事業です。このプログラムを通じて、スタートアップ同士の企業連携の機運を醸成し、全国的なイノベーションを推進することを目指します。
株式会社Peds3の取り組みは、日本社会が直面しているさまざまな課題、特に少子化とそれに伴う子どもたちの心理的・社会的な問題に対する解決策を提供するものです。現在、日本では不登校児童の数が増加し、また思春期の自殺率も高まりつつあります。これらの課題に立ち向かうため、Peds3は積極的に活動を展開しています。
社会課題とPeds3の対応
近年、日本の教育環境では、学習障害(LD)が大きな課題として浮かび上がっています。Peds3は、ディスレクシア(読字障害)や算数障害を持つ子どもたちに向けた学習アプリの研究開発を進めています。これらのアプリは、病院で待つだけでは救えない子どもたちの需要に応えることを目的としています。Peds3の目指す方向性は、単に医療的な支援にとどまらず、心理・社会的な健康をも包括的に支援することです。
Peds3のビジョン
Peds3は、成育医療や母子保健の分野において、こどもたちが笑顔になれる社会を築くことを目指しています。バイオサイコソーシャルなケアを実現するため、デジタル技術やAIを駆使し、実証的なアプローチで社会に貢献していく所存です。
また、同社が提供するオンライン診療プラットフォームやデジタル診断・治療用アプリは、治療の過程において子どもたちの生活の質を向上させるツールとなることを望んでいます。社会的な課題に向き合い、未来のこどもたちの健康を支えるために、Peds3は今後も積極的な取り組みを続けていくことでしょう。
Peds3の概要
このように、株式会社Peds3は教育現場や医療機関のニーズに応じた研究開発を進めることで、未来のこどもたちが潤いある日々を送れるよう、持続可能な社会構築に寄与しています。