AI活用の新技術
2024-12-19 10:28:13

AIで建物のCO2排出量を自動算定する新たな試みを紹介!

近年、環境問題が深刻化する中で、企業の持続可能性への取り組みはますます重要性を増しています。特に、建築業界は全産業のCO2排出量の約三分の一を占めており、この分野での取り組みが急務となっています。そんな中、株式会社ゴーレム(東京都千代田区、代表取締役:野村大輔)は、大阪市に本社を置く株式会社鴻池組と共同で、建物のライフサイクル全体におけるCO2排出量を正確に算定するシステム「Gorlem CO2」(ゴーレムシーオーツー)の開発を発表しました。

この新たなシステムは、AIの活用によってCO2排出量の算定作業を自動化するものです。これまでこの作業は、専門の技術者が手作業で行っており、かなりの時間と労力を要していました。しかし、「Gorlem CO2」の導入により、作業時間は大幅に削減され、誰でも容易に正確な算定結果を得られるようになります。AIの機械学習には、鴻池組がこれまで培ってきた豊富なノウハウとデータが活用されています。

鴻池組では、SDGs(持続可能な開発目標)に基づく経営戦略「KONOIKE Next Vision [ for SDGs ]」を掲げ、環境への配慮を企業価値の向上に繋げる取り組みを進めています。また、環境領域における具体策をまとめた「KONOIKE Eco Challenge」も策定しており、建築分野におけるCO2排出量削減を目指しています。このような背景から、「Gorlem CO2」の導入が実現しました。

本システムは、日本建築学会が定める「建物のLCA(ライフサイクルアセスメント)指針」や関連する算定ツールにも対応しており、建築主の多様なニーズに応じたデータを提供することが可能です。また、今後の展開として、二社は本システムの実効性を検証し、さらなるデータ蓄積と活用を進めていく予定です。これにより、様々な用途や規模の建物におけるCO2排出量の可視化が進み、カーボンニュートラル社会の実現へと寄与することが期待されます。

最後に、株式会社ゴーレムと株式会社鴻池組は、この新たな取り組みを通じて、建設業界が直面する環境問題の解決に向けて積極的に貢献していく意向を示しています。今後も注目が集まるこのプロジェクトが、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ゴーレム
住所
東京都千代田区一番町15番地21一番町コート7階
電話番号

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