逃げBar White Out、2025年1月31日をもって閉店へ

逃げBar White Out、2025年1月で閉店

神奈川県横浜市に位置する「逃げBar White Out」が、2025年1月31日をもって現在の店舗を閉店することを発表しました。このCafe&Barは、2019年12月にオープンし、「社会にもっと”逃げ”のグラデーションを」という理念のもと、シェルターや福祉施設ではなかなか逃げることが難しい人々に、安心して過ごせる空間を提供してきました。

経営の苦境と新たなプロジェクト

コロナ禍の影響を受け、逃げBarは2022年から存続をクラウドファンディングの成否に委ねるスタンスを取ることになり、3回のキャンペーンで512万円以上を調達しました。しかし、さらなる進化を求めて、新たなプロジェクト「生き延ビル」の進行を決定しました。「生き延ビル」は、逃げBarを含む複合型施設として生まれ変わることを目指しています。

逃げ切るためのイベント開催

新プロジェクトに伴い、逃げBarは閉店に向けて特別なイベントも計画しています。まず、9月29日には音楽をテーマにした「サイレントフェス-White Out-」を開催し、11月9日から10日には「White Retreat」というリトリートイベントを実施します。

サイレントフェス-White Out-

このイベントは、専用のワイヤレスヘッドホンを使い、無音で楽しむDJイベントです。参加者は、DJやライブの音楽をリアルタイムで体験しながら、周囲には騒音がないという新しい音楽の形を楽しむことができます。このイベントは、音楽を通して人々がつながる新たな方法として注目されています。

White Retreat

「White Retreat」は、真っ白な空間で過ごす1泊2日のリトリートプログラムです。瞑想や音楽、ダンスなどによって、参加者は自己を見つめ直し、新たなインスピレーションを得ることができます。この白の世界での体験は、心身共にリセットし、2024年の新たなスタートを切る機会となります。

複合型施設「生き延ビル」の構想

「生き延ビル」は、より多くの人々が365日いつでも逃げに来られる場所を目指し、その中には不老不死の研究所や、Ozoneが手掛けるさまざまなイベントも常設される予定です。この新しい施設は、これまでの逃げBarの概念を引き継ぎながら、さらなる進化を図るものです。

また、現店舗の内装をそのまま購入できるテナントも募集中で、新しい賃貸契約による各種店舗を歓迎しています。横浜駅からアクセス良好なロケーションで、新たにビジネスを立ち上げたい方には絶好の機会となります。