M2Mクラフトが新たにLoRa通信モジュールを導入
株式会社M2Mクラフト(本社:北海道札幌市、代表取締役:和田 学)は、台湾の無線通信デバイスメーカーであるREYAX Technology Co., Ltd.と提携し、屋外利用向けの低消費電力・長距離通信モジュール「RYLR993」の国内販売を2024年12月より開始します。このモジュールは、特に農業機械やFA機器、IIoTデバイスに向けて高い性能を誇ります。
RYLR993の特長と利用可能性
RYLR993通信モジュールは、RED、FCC、NCCといった国際認証を取得した信頼性の高い製品です。これにより、EU圏内、北米、台湾での利用が可能となっています。特に日本国内での利用に関しては、2023年8月に工事設計認証を取得しており、安全に使用することができます(工事設計認証番号:020-230271)。
このモジュールは、UARTインタフェースを搭載しており、ATコマンドによって簡単に制御が行えます。また、Proprietary LoRaおよびLoRaWANのClass A/B/Cの各通信モードを切り替えられるため、多様な用途に対応できる柔軟性が魅力です。
手軽に試せる評価用ボードセット
販売される予定の「RYLR993-Lite」は、RYLR993通信モジュール本体と工事設計認証対応のアンテナ2種類がセットになっており、254mmピッチのピンで簡単にブレッドボードなどに接続し、すぐに動作確認ができる評価用ボードとして提供されます。これにより、開発者は手軽にモジュールの機能を試すことが可能です。
また、基板設計のための評価用ボード回路図やPCBフットプリントのCADデータ、ATコマンドマニュアルはREYAX社のRYLR993製品ページからダウンロードすることができます。これによって、自分のプロジェクトに合わせた開発が進めやすくなります。
M2Mクラフトの取り組み
M2Mクラフトは2019年に設立された企業で、産業機械向けの制御通信やIoT通信関連のソフトウェア・デバイスの設計・開発・輸入・販売を行っています。REYAX社とは2022年からの提携により、BLE通信モジュールやGNSS受信モジュールなど、さまざまな通信デバイスの輸入販売やシステムインテグレーションを手がけてきました。
これからもM2Mクラフトは、IoTの進化に貢献すべく、優れた通信ソリューションを提供し続けることでしょう。最新の技術を活用した「RYLR993」モジュールは、その第一歩として注目されています。さらに詳しい情報や関連製品については、M2Mクラフトの公式ウェブサイトをご覧ください。
公式サイト
REYAX製品情報ページ
会社概要
- - 会社名:株式会社M2Mクラフト
- - 所在地:〒001-0023 北海道札幌市北区北23条西5丁目2-39 N23ビル 6階
- - 代表者:和田 学
- - 設立:2019年8月1日
- - 資本金:1,000万円
- - 事業内容:産業機械向け制御通信・IoT通信関連のソフトウェア・デバイスの設計・開発・輸入・販売
今後の展開にも期待が寄せられるM2Mクラフトの活動に目が離せません。