Hi-MO X10が登場
2024-12-31 14:17:22

LONGiが新型太陽電池モジュール「Hi-MO X10」を日本に導入!

LONGiの新製品「Hi-MO X10」が日本市場に登場



LONGi(ロンジ/LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.本部:中国・西安市)は、その日本法人であるLONGi Solar Technology株式会社を通じて、新型太陽電池モジュール「Hi-MO X10」を日本市場に供給することを発表しました。この新製品は、分散型太陽光発電市場向けに設計されており、2025年1月からの出荷を予定しています。

「Hi-MO X10」は、N型BC(バックコンタクト)技術「HPBC 2.0」やTaiRay(タイレイ)ウェハ、0BB(ゼロ・バスバー)技術を採用し、従来のTOPCon製品を超える効率と出力を実現しました。特に、長期信頼性や安全性、高温や低照度条件下での実発電量の向上が特徴です。

技術的特長と優位性



N型BC技術


「Hi-MO X10」の最大の特長は、N型BCセル技術「HPBC 2.0」にあります。この技術では、セルの表面には配線がないため、太陽光の取り込み効率が大幅に向上し、出力の向上にも寄与します。ちなみに、配線が裏面に配置されているため、配線断線のリスクが約19%削減されています。これにより、セルの信頼性が向上し、長期間の運用が可能になります。

TaiRayウェハ


次に、TaiRayウェハは、抵抗値のばらつきが少なく、セルの特性ばらつきを抑えることができます。このウェハは製造技術革新を取り入れており、機械的強度も向上しています。

0BB(ゼロ・バスバー)技術


また、0BB技術を採用することで、セルの裏面での配線能力を引き出し、モジュール出力が約5W向上します。このアプローチは、銀ペーストの使用量を削減し、コストダウンにも貢献します。

高性能化とデザイン性



「Hi-MO X10」は、業界標準化されたサイズで、最高24.8%のモジュール変換効率を誇ります。特に、瞬間最大出力670Wという数値は、現在の業界の主流を20Wも上回るものです。また、シンプルで美しい外観が特徴で、住宅や商業施設の屋根に設置するのに適しています。

安全性と発電性能



この製品は、曇天や低照度条件下でも優れた発電性能を発揮し、部分的な影にも対応しています。特に、発電出力の大幅な低下を70%以上抑制するバイパスダイオード機能により、安全性も確保されています。

環境への配慮とコスト削減



最後に、「Hi-MO X10」は低コスト発電(LCOE)の低減にも貢献することが期待されています。高出力と長い生涯発電量を実現することで、設備費や工事費を大幅に削減し、より環境に配慮した選択肢となるでしょう。

まとめ


LONGiの「Hi-MO X10」は、日本市場向けの画期的な太陽電池モジュールとして位置づけられています。この新型製品は、効率性、高出力、安全性の面で革新を象徴しており、今後の市場でその性能を発揮することでしょう。LONGiは、持続可能なエネルギー未来を支えるため、これからもテクノロジーの進化に努めていく方針です。


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会社情報

会社名
LONGi Solar Technology株式会社
住所
東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルディング南館 11階
電話番号
03-6459-0528

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