ビズメイツが「シャドーイング」機能を導入
ビジネスに特化したオンライン英会話サービスを提供するビズメイツ株式会社が、英語学習アプリ「Bizmates App」に新機能「シャドーイング」を加えました。この新機能は2025年8月6日に正式発表され、特に忙しいビジネスパーソンがスキマ時間を利用して、より効率的に英語力を向上させることを目的としています。
アプリの特長
「Bizmates App」は、AIがユーザーの職業や業務内容に合った「自分専用のロールプレイ教材」を生成できる点が特長です。新たに追加された「シャドーイング」機能では、このパーソナライズされた教材を使用して、リスニング力とスピーキング力を向上させるための実践的なトレーニングが行えます。
シャドーイングは、英語音声を聞いた直後にその内容を発話することによって、発音やイントネーションをはじめ、実際の会話で必要となるリスニング力やスピーキング力を一緒に鍛えられる学習法です。自分の声を録音し再生することで、話し方を客観的に見直し、より自然で効果的な英語表現を習得することが可能です。
機能の進化
「Bizmates App」には、発音評価機能やリスニング力を測るクイズといった、発音やリスニングを強化するための機能が備わっています。今回のシャドーイング機能の追加によって、これまでのインプット中心の学習に「声に出して練習する」というアウトプット要素が加わり、実践力を高めるための教材として一層充実しました。
AIによるロールプレイ自動生成は、学習者の職業や対話相手を考慮して、現実のビジネスシーンを忠実に再現した教材を作成します。例えば、広報担当者が炎上事案に対する初動対応を共有するケースや、事業担当者が経営会議で新規事業戦略を報告する場面など、実際の業務に即した状況に対応しています。このように、今の仕事に必要な英語をそのままトレーニングに生かすことができるのが本アプリの大きな魅力です。
総合的な英語学習
ビズメイツは、創業当初から豊富なビジネス経験を持つ外国人講師によるオンライン英会話サービス「Bizmates」を柱に、日本人コンサルタントによる個別支援を行ってきました。そして、2025年6月からはアプリの本格的な提供を開始。これにより、「自学自習(アプリ)」「対人練習(レッスン)」「学習設計(コーチング)」の三つを組み合わせた新しいハイブリッド型学習システムを構築しました。
ハイブリッド学習の選択肢は、スキマ時間を利用してアプリでリスニング・スピーキングを反復練習し、その後にオンラインレッスンで実際の対話を行うという形式にも対応。この一貫した学習サイクルにより、インプットから実践・定着、成果の可視化までを支えることができるようになりました。アプリ単体でも高い学習効果を期待できますが、オンラインレッスンやコーチングと併用することで、より深い理解と実践力の定着が見込まれます。
AIと人の融合
AI英語学習サービスは反復練習や即時フィードバック、誤りの指摘において高く評価されています。しかし、ビジネスパーソンにとって、英語を使用する相手は常に「人」であるため、即興力や文化背景への理解、非言語的要素が重要です。こうした面はAIだけではカバーしきれず、対話型学習や人的サポートが求められています。今後の英語学習においては、AIと人の強みを組み合わせたハイブリッド型のアプローチが主流になることでしょう。
ビズメイツは英語を単なる語学スキルではなく、「ビジネスで成果を出すためのコミュニケーションツール」ととらえ、そのビジョンに基づいた学習設計を進めています。今後も、AI技術を活用し、ユーザー一人ひとりに最適なパーソナライズ学習体験を提供できるよう進化していく所存です。ビジネスパーソンが「成果を出せる英語力」を効率的に取得できるよう支援し、企業と人の成長、そしてグローバル化に貢献していきます。