素材の質感を数値化する新たなプラットフォーム「感性AI MateriaLink」
京王グループの感性AI株式会社は、12月11日(水)より、素材の触覚的質感を定量化し、可視化することを目的とした新しいプラットフォームサービス「感性AI MateriaLink(マテリアリンク)」の提供を開始します。これは、2023年にβ版が発表された「感性マテリアルプラットフォーム」の一部機能をリニューアルし、製品版として進化したものです。
このサービスは、従来の主観的であいまいな感性の評価を数値化することで、製品開発や素材探しをより効果的に行うことを目指しています。感性価値に基づいた人間中心のプロダクトデザインを促進し、企業のイノベーションをサポートするため、素材メーカーやブランドオーナーにとって非常に有用なツールとなることが期待されています。
サービスの概要と機能
「感性AI MateriaLink」は、素材の触感を定量化するだけでなく、それを可視化し、データベース化することで、より効率的に素材を探索できるプラットフォームです。素材メーカーは、そこで自社の素材を登録し、AIによって数値化された感性価値をポジショニングマップで確認・比較できます。これにより、新たなプロダクトを創出するための参考となる情報が得られます。
さらに、このプラットフォームでは、素材を探索する際にオノマトペ(擬音語や擬態語)や関連するキーワードを用いることで、より直感的に素材を見つけ出すことが可能です。多様な素材のイメージ画像も表示されるため、デザインのインスピレーションを刺激し、自身のプロダクト開発に役立てることができます。
加えて、開発中の商品や素材のコンセプトについて消費者の印象を評価する分析機能も備えており、ブランドオーナーは市場のニーズを把握しながら、より魅力的な商品を生み出す手助けを受けることが出来ます。これにより、素材メーカーとブランドオーナーが協力し合い、新たな市場ニーズに応える商品開発が加速することが期待されています。
今後の展望
感性AI株式会社は、物作りの分野において言葉と感性の関係性に基づいた幅広い技術やノウハウを生かし、AI技術との融合を進めています。今後は、素材メーカーとブランドオーナーが効果的に協創できる機能の拡充を目指し、業界全体の活性化を実現することを目指しています。
この新たなプラットフォーム「感性AI MateriaLink」は、ものづくりのトレンドを反映し、消費者の心に響く商品を創出するための道しるべとなるでしょう。興味がある方は、ぜひこの機会に志望し、詳細についてお問い合わせしてみてください。