近年、アートの街として知られる京都のシーンに新たな風を巻き起こす一冊が刊行されました。それは、鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平によるキュレーションユニット「鬼大名」が手掛けたアートブック『ONIDAIMYO The Echoes of KYOTO』です。この本は、京都のアートシーンをここ10年の視点から振り返るものであり、アートを通じて社会とのつながりや教育の重要性を考察しています。
収録されているプロジェクトの中からは、「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」や「POLYPHONY」(上海)を始めとする多様なアート表現が紹介され、各プロジェクトが京都を拠点にしながら、広く開かれたものになっていることが理解できます。各プロジェクトが京都のアートシーンの魅力を余すところなく伝え、読者を新たな視点へと誘います。
『ONIDAIMYO The Echoes of KYOTO』は、鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平が著者となっており、インタビューには椿昇氏とヤノベケンジ氏も参加しています。本書はSandwich Inc.から発行され、2025年5月28日に初版がリリースされます。仕様はA4変形サイズで、400ページにわたる内容で、読みごたえがあります。定価は5,500円(税込)で、京都蔦屋書店での先行販売や予約受付も行っています。