知ることの楽しみ、デカルトの再評価
音声メディアVOOXで、実践的な哲学を提供する新たなシリーズが始まりました。その名も「何を伝えたかったのか」。今回は、17世紀フランスの哲学者、ルネ・デカルトの名著『方法序説』を深く掘り下げる内容となっています。これにより、我々のデカルトに対する理解は、一層広がりを見せることでしょう。
デカルト再評価の背景
近年、カンブシュネル著『デカルトはそんなこと言ってない』が邦訳出版されたことを契機に、デカルトに対する関心が再燃しています。これに伴い、従来の限られた解釈から脱却し、デカルト哲学の本質に迫ることが求められています。このシリーズは、その意義を問うものなのです。
津崎良典氏の役割
本シリーズの解説者として参加しているのは、筑波大学の教授である津崎良典氏。この方はカンブシュネルの弟子であり、デカルト研究の第一人者として知られています。津崎氏は、『方法序説』を読み解くことで、私たちにデカルトの思想を理解する新しい視点を提供してくれます。
デカルト哲学の特色
本シリーズでは、デカルトの実践的な思想に焦点を当てることが特徴です。「我思う、ゆえに我あり」という有名な言葉だけではなく、現実や夢の違い、万人の幸福についての考察など、幅広くデカルトの哲学が解説される予定です。特に、デカルトの方法論や思考過程にスポットを当て、日常生活にどのように取り入れられるかを考察します。
各エピソードの内容
シリーズは全6エピソード構成になっており、それぞれがデカルトの異なる側面を解説します。
- - 第1話: 『方法序説』第1部――デカルトの修業時代
- - 第2話: 『方法序説』第2部――「方法」とは何か
- - 第3話: 『方法序説』第3部――「格律」とは何か
- - 第4話: 『方法序説』第4部――「我思う、ゆえに我あり」とは
- - 第5話: 『方法序説』第5部――「人間」とは何か、そして「動物」とは
- - 第6話: 『方法序説』第6部――「理性」とは何のため?
これらのエピソードを通じて、デカルトの思想がどのように私たちの生活に根付くかを手探りしていくのです。
番組視聴のすすめ
このシリーズは、忙しい日常の中でも手軽に学びを深められるように設計されています。通勤や家事の合間に耳を傾けることで、デカルトの考え方をより身近に感じることができるでしょう。「難しい哲学」と敬遠している方も、この機会にぜひデカルトの考えに触れてみてはいかがでしょうか。
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