通信制高校の誇りを取り戻す取り組み
株式会社プレマシード(本社:東京都渋谷区)は、新たなプロジェクトとして通信制高校の生徒や卒業生をインターン生として受け入れる活動を始めました。このプロジェクトは、通信制高校に対する誤解や偏見を解消し、その魅力と可能性を広めることを目的としています。
通信制高校の現状
近年、通信制高校は多様な学びを提供する教育機関として注目されてきました。文部科学省のデータによると、2024年8月時点で通信制高校の生徒数は29万人を超え、過去最多を記録しました。これは、個々のニーズに応じた学びが評価され、選ばれている証拠です。
一方で、通信制高校に対する社会的なイメージは依然として厳しく、4割近くの人が「良くない印象」を持っているという調査結果もあります。特にネット上では「人生終わり」といった厳しい言葉も見られ、通信制高校に通うことを隠す生徒も多いようです。
果たして、通信制高校に進学することは恥ずかしいことなのでしょうか?
インターンシップ活動の意義
プレマシードは、このような誤解を払拭するために、通信制高校のリアルな情報を発信する「メンター」を募集しました。メンターは、同世代のインターン生や保護者の方々に対して、現役生徒の視点から情報を届ける役割を担います。
通信制高校は立派な学びの選択肢の一つです。消極的なイメージにとらわれるのは本当に残念なことです。インターン生たちは、通信制高校の日常や学びの価値、高校選びに対する考え方をシェアし、若者たちが自分らしい選択をできる環境を整えようとしています。
「通信制高校を選ぶことは誇り」- このメッセージを伝えていくことが、プレマシードの目指すところです。
代表取締役の思い
プレマシードの代表取締役、岩田彰人氏は、「誤った認識が偏見を生んでいるのだとしたら、まず生徒たちの笑顔あふれる姿を見てほしい」と語ります。インターンシップでは、通信制高校の生徒や卒業生がメディア運営に関わり、彼らの視点やアイデアを反映させたSNS活動や企画提案が行われる予定です。今後、数百人規模のインターン生を集め、通信制高校へのイメージ転換を図る考えです。
新しい価値観の共有
10代の若者たちが抱える悩みや学びについての価値観には、世間とのギャップが存在します。このギャップを埋めるため、自由に意見を交換できる場を設け、将来的には社会全体をより良い方向に導くことを目指しています。
プレマシードとインターン生たちの活動に、ぜひ注目してみてください。彼らのリアルな声を通じて、通信制高校の新たな可能性が見えてくるでしょう。