BIWAKOビエンナーレ2025と近距離モビリティの新たな試み
2025年9月20日から11月16日まで、滋賀県近江八幡市で開催される国際芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2025」では、免許不要の近距離モビリティ、WHILLを用いた移動サービス「WHILLモビリティサービス」が実現します。これにより、誰でも快適にアートに触れ合うことができる環境が整います。
地域アート祭「BIWAKOビエンナーレ」
初回開催は2001年で、地域の公共空間とアートが融合した新しいスタイルの芸術祭として、滋賀県大津市を拠点にスタートしました。2003年からは近江八幡市が拠点となり、歴史的な町並みが残る旧市街地で様々なアート作品が展示され続けています。このイベントは、地域の文化財を活用しつつ、多くの観光客を引き付ける魅力的なスポットとして成長しています。来る2025年は、大阪・関西万博や滋賀国体など他の大イベントも控え、国内外から訪れる観客が期待されています。
WHILLの導入背景
「WHILLモビリティサービス」は、これまで公共の場でも幅広く導入されており、東京国際フォーラムやさまざまな文化・芸術施設でもその利用が進んでいます。この度の採用によって、砂利道や段差がある道でもアクセスしやすい環境が提供され、年齢、国籍、身体状況に関わらずすべての人が安心してアートを楽しむことができるインクルーシブな環境が期待されています。
WHILL Model C2の特長
今回採用されるのは、「WHILL Model C2」というプレミアムモデルです。このモデルは、段差の乗り越え性能や小回り機能に優れ、細かい道でもスムーズに進むことができます。徒歩とほぼ同じ速度で移動できるため、他の来場者とも安全にすれ違いながら散策が楽しめます。体力に不安がある方や、車椅子を普段使わない方でも気軽に利用できるため、より多くのアート体験が可能となります。
イベント詳細
WHILLモビリティサービスは、2025年の期間中、平日のみ利用可能で、貸出は白雲館を基点としています。利用は無料で、事前にスタッフから操作説明を受けた後に借りることができます。利用条件として、体重115kg以下などいくつかの基準がありますので、詳細は公式HPを確認してみてください。
未来へのビジョン
WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションを掲げ、今後も様々なステークホルダーと連携しながら、移動の自由を保障する社会の実現を目指しています。
BIWAKOビエンナーレ2025によって、地域文化の発信と共に、テクノロジーが融合した新しい移動手段がどのように生活を豊かにするのか、今後の展開が楽しみです。未来には、誰もが文化やアートを楽しむことができる、真のインクルーシブな社会が待っているでしょう。