株式会社ダイブとMICEFACTORYの業務提携について
株式会社ダイブ(以下、ダイブ)は、全国47都道府県の観光施設に特化した人材サービスを提供しています。そのダイブが、韓国に本社を構える総合旅行会社MICEFACTORY(以下、マイスファクトリー)と業務提携を結びました。この提携の目的は、韓国の若者を対象にした「リゾートバイトダイブ」の認知度を高め、日本の観光施設での就業機会を拡大することです。
業務提携の背景
マイスファクトリーは、国内外のインセンティブツアーの企画をメインにしている企業です。彼らが提供するアプリ「Sink-in(シンクイン)」は、外国人と友人を作るための情報や、海外就職、インターンシップに関する情報を提供します。一方、ダイブは2002年から観光業界の人手不足を解消するため、リゾートホテルや飲食店などに特化した人材紹介・派遣サービスを展開しており、観光業界の重要な一翼を担っています。特に、ワーキングホリデービザを持つ韓国人の就業者数が増加傾向にあり、近年は需要が高まっています。
実際、令和4年末には648人だった韓国からの特定活動ビザ取得者が、令和5年末には3,520人にまで急増しています。多くの若者が日本での仕事を文化交流や語学学習の一環として見ています。この背景から、ダイブはマイスファクトリーとの提携により韓国でのアプローチを強化する方針です。
「Sink-in(シンクイン)」の機能と特徴
マイスファクトリーの運営する「Sink-in」は、位置情報サービスを提供しており、ユーザーの周囲にいる外国人同士をマッチングします。それにより、言語や文化の交流を促進するとともに、ワーキングホリデーに関する有用な情報を集めて提供しています。ユーザーは興味のあるテーマに基づいて、自身に必要な情報を手軽に得て、オフラインのイベントなども通じてつながりを深めることができます。特に、アルバイトや職業情報の提供も行っており、実践的なサポートが期待されています。
▼ 公式サイト:
Sink-in公式サイト
ダイブの事業内容と展望
株式会社ダイブは、観光業界の人手不足解消を目的にした企業として、年間9,320人の観光従事者を創出しており、全国4,600以上の観光施設との取引実績があります。また、新しい事業として地方創生にも力を入れ、過疎地域での観光事業の展開を進めています。特に、地域の事業者と連携しながら、サステナビリティを重視した取り組みを行っています。
さらに、ダイブの新規事業にはグランピング施設向けのWEBメディア「GLAMPICKS」を運営しており、宿泊施設の集客支援も行っています。これにより、観光業界全体の発展を目指したフルサポートを提供しています。韓国との提携を通じて、ダイブの事業展開がさらなる拡大を迎えることが期待されています。
この業務提携は、日本の観光業界に新たな風を呼び込むとともに、韓国の若者たちに向けた新しいキャリアチャンスを提供する可能性を秘めています。今後の展開に注目です。