新技術でプラント寿命延長
2024-10-16 00:09:46
EpicAIと日揮グローバルが新たなAI技術でプラント長寿命化に挑むプロジェクト始動
EpicAIと日揮グローバルが取り組むプラント長寿命化プロジェクト
神奈川県で行われているオープンイノベーション促進事業『BAK INCUBATION PROGRAM 2024』に、株式会社EpicAIが採択され、日揮グローバル株式会社と共同で新たなプロジェクトを開始します。このプロジェクトの核心は、プラントの部品を効率的に3Dモデルで生成するAI技術の開発です。
プロジェクトの背景
製造業界において、長寿命化は非常に重要なテーマです。長期間運用されているプラントでは、補修に必要な部品が欠品したり、製造に必要な時間がかかることが未だに多くあります。このような状況は、プラントの停止を招き、生産機会を損失してしまうおそれがあります。そこで、EpicAIと日揮グローバルは、AI技術を利用してこれらの課題を解決することを目指しています。
プロジェクトの具体的内容
EpicAIは、2D図面や写真など2次元情報をもとに、迅速に3Dモデルを生成するAIを開発します。このAI技術により、故障したパーツを在庫として保管せずとも、必要時に必要な数だけを3Dプリンタで製作できる「デジタルインベントリー」を確立することを目標としています。これによって、老朽化したプラントをより効率的に維持し、業界全体のレジリエンス向上に寄与します。
合作する企業の紹介
EpicAIは、東京大学や松尾研究所出身のメンバーを中心に構成されたAIスタートアップです。代表の横山敬一は、卓越したアカデミックなバックグラウンドを持ち、製造業や建設分野のデータ活用に貢献するソリューションを提供しています。
一方、日揮グローバルは、日揮グループの傘下にあり、新たなエネルギーとインフラ関連事業において、高度なエンジニアリング技術を駆使して数多くのプロジェクトを遂行してきました。今回のプロジェクトも、彼らの豊富な経験を活かすものです。
プロジェクトの展望
神奈川県が支援するこのプロジェクトは、2024年の成果発表を目指して進行中です。両社の技術融合により、多様な業界に展開し、製造業全体のサプライチェーンの改革にも寄与することを目指します。効率的なプラント運用につながるこの取り組みは、持続可能な産業界への道を示すものとなるでしょう。
結局、EpicAIと日揮グローバルが手を組んだことで、製造業界に新たな時代の到来を示唆しています。今後の活動に期待がかかります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社EpicAI
- 住所
- 東京都文京区本郷6-25-14宗文館ビル3F
- 電話番号
-
090-8174-6397