プロレスリング・ノアがLINEを活用しファン体験を向上
はじめに
2023年、プロレスリング・ノアは新しいマーケティング戦略として、LINEを「ファン体験ポータル」として進化させました。これにより、ファンとの接点を強化し、データの可視化を実現。今回はその取り組みを詳しく見ていきます。
背景と課題
プロレスリング・ノアは、ABEMAやYouTube、SNSを通じて新たなファン層の獲得に成功しましたが、ファン行動に関するデータは散在しており、全体像の把握が難しい状況でした。「何を見ればいいのかわからない」という声が多く、特にライト層への情報提供が課題となっていました。
実現した取り組み
そこで、ノアはオンラインとオフラインを結びつけた「デジタルスタンプラリー」を導入しました。この施策により、スタンプラリーのコンプリート率は約47%に達しました。また、LINEを介して集めたアンケートの回答数は、従来の紙アンケートに比べて10倍増加し、ファンの理解が深まりました。調査の結果、観戦経験者は91%にもかかわらず、ファンクラブ未加入者が56%を占めていることが判明し、今後のアプローチ対象が明確になりました。
さらに、配信から購入に至る過程を追跡できるようになり、施策の効果を明確に分析することが可能になりました。
導入の決め手
この新しいファン体験の実現には「anybot」やその機能が大きく寄与しました。同ツールでは、複雑なURLやスタンプの取得方法を設定でき、ファンに楽しんでもらいながら情報を届けることが可能です。そのため、従来の手法と異なり、ファンの行動を可視化しつつ、ダイレクトなコミュニケーションができる点が、anybot導入の大きな要因となりました。
効果と成果
LINE公式アカウントには7000~8000名の友だちが既にいましたが、anybotを通じて顧客理解が進み、ファンの行動を意識した接点が次々と提供されるようになりました。スタンプラリーでは、大会スケジュールの確認やYouTubeでの試合ハイライト視聴、オンラインショップでのグッズチェックなど、運営側が伝えたい情報を効果的に配信しました。また、オフラインでもQRコードの読み取りや特定店舗での購入を通じて、ファンが率先して足を運ぶ動きが生まれました。
今後の展望
今後は、anybotに蓄積されたデータを用いて、ファンクラブ未加入層へ向けた個別にカスタマイズされた入会促進施策を展開する予定です。さらに、花澤勇佑様や小林友美様のような社員2人が兼任で担当するチームでも、ツールの使いやすさに加え、anybotの担当者から施策のレビューや改善提案を受けられる点が大きな助けとなっています。
オンラインで興味を持ったファンが、会場や店舗を訪れる流れを作り出すことで、ファン体験を一層強化していく方針です。ダイナミックな情報発信により、多様なメディア(YouTubeショートやTikTok)との連携を強化し、より多くの若年層に訴求します。"次世代の観戦体験"を創り出すため、引き続きanybotとの連携を深めていく考えです。
結論
プロレスリング・ノアは、LINEを通じてファン体験を革新し、マーケティング手法を進化させています。デジタルスタンプラリーをはじめとする様々な施策により、ファンとの接点を強化し、より魅力的な体験を提供することができます。今後の展望が楽しみです。