JTBが新事業「UniTri～ゆにとり～®」を開始し、多様性社会を実現へ

JTBの新たな挑戦：『UniTri～ゆにとり～®』

株式会社JTBが、2025年7月に新しい事業『UniTri～ゆにとり～®』を立ち上げることを発表しました。このプロジェクトは、疾患や障害のある方々とそのご家族が、気軽に旅行や日常生活を楽しむための支援を行うことを目的としています。 JTBは、これまでの旅行関連サービスに加え、より多様性に富んだ社会の実現を目指しています。

『ゆにとり』の名称の由来

『UniTri』という名称は、以下の3つの言葉から成っています

- Universal (すべての人に向けた)
- Trip (旅行)
- True (真実の情報)

これによって、全ての人々が安心して旅行を楽しむことができる社会を目指しているというメッセージを込めています。

事業内容とその意義

この新事業の中心となるのは、JTBが開発した『UniTri～ゆにとり～®』アプリです。このアプリでは、疾患や障害を抱える方々やその家族からの意見や悩みを集め、ホテルや旅館などの宿泊施設、企業への研修を通じて、それらの情報を広めていきます。これにより、より多くの業界が障害者や疾患を持つ方々に対する理解を深めることが期待されています。

たとえば、社外向け研修では、ホスピタリティを重視した接客技術を強化し、すべてのお客様に寄り添ったサービスが提供できるようにします。社内向け研修では、ダイバーシティを考慮したマネジメントやチームづくりの重要性を教えていきます。

研修プログラムの構成

1. 社外向け（ホスピタリティ）研修

- ホテル・旅館やB2C企業のスタッフに向け、すべてのお客様に寄り添う方法を教育します。

2. 社内向け（ダイバーシティ）研修

- 一般企業や法人において、多様性を尊重しながら成果を上げるマネジメント手法を学ぶ機会です。

このようなプログラムを通じて、JTBは、疾患や障害のある方とその家族が社会で安心して暮らせる環境作りに貢献していきます。

今後の展望

JTBは、『UniTri～ゆにとり～®』を通じて、これまで見えにくかった疾患や障害のある方々の声を社会に届け、彼らが快適で健康的な生活を享受できるよう努めていきます。また、誰一人取り残さない多様性社会の実現を目指し、地域社会や企業と連携しながら活動を展開していく計画です。この取り組みが成功すれば、日本全体がよりインクルーシブな環境になることが期待されます。

今後のJTBの動きから目が離せません。公式な法人専用サイトも7月31日にオープン予定で、詳しい情報が順次公開される予定です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

詳細リンクはこちらです：UniTri～ゆにとり～®公式法人専用サイト