大石膏盛堂、帯状疱疹後神経痛治療薬のFDA承認取得と米国初輸出開始
大石膏盛堂、帯状疱疹後神経痛治療薬を米国市場に導入
株式会社大石膏盛堂(本社:佐賀県鳥栖市)は、7月に米国食品医薬品局(FDA)から帯状疱疹後神経痛の治療薬ZTlido™(リドカイン局所システム1.8%)の承認を受け、今月から米国への初めての輸出を開始しました。これにより、新たな市場への進出が期待されています。
ZTlido™について
ZTlido™は、2018年2月にFDAから帯状疱疹後の神経痛の治療薬として承認されました。この治療薬は、米国のサイレックス社と共同で開発され、先進的な製造技術が用いられています。帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹を経験した後に発生する慢性的な痛みで、数ヶ月から数年にわたって患者の生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります。
ZTlido™は、持続的なリドカインの効果を実現するために独自の処方を採用しており、既存の貼付剤と比較してリドカインの含有量が少ないにもかかわらず、同等の効果を発揮します。これにより、患者はより安全に治療を受けることが可能になります。特に、人体における使用時の粘着性については、他の製剤よりも優れた結果が得られています。
会社のコメント
代表取締役社長の野中良司氏は、「当社の高度な研究開発能力や製造技術、品質管理が海外市場でも認められたことを大変嬉しく思っています。米国・欧州の皮膚外用薬市場は年々成長しており、今回のZTlido™のリリースを皮切りに、日本だけでなく国際的な製品展開にも努めて参ります」と述べています。
帯状疱疹の概観
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされ、特に高齢者や免疫が低下している人に多く見られます。一般的には最初に皮膚に痛みを伴う湿疹が現れ、その後水泡が帯状に出るのが特徴です。過去に水疱瘡にかかったことがある人では発症の可能性があり、米国では年間80万〜100万人がこの病気にかかっているとされています。
サイレックス社について
サイレックス社はカリフォルニア州に本社を置く製薬企業で、「すべての人々の生活の質を向上させる」というビジョンのもと医薬品の開発を行っています。品質と責任を重視した医薬品の市場投入を目指しています。
大石膏盛堂の未来
大石膏盛堂は、創業以来積み重ねてきた技術を基に、さらなる製品開発と国際展開に力を入れる考えです。今後も健康を支える製品提供に努め、世界中の患者のQOL向上に寄与していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 大石膏盛堂
- 住所
- 佐賀県鳥栖市本町1丁目933番地
- 電話番号
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