環境省「イエネコ」防除に対する反対活動
公益財団法人どうぶつ基金は、環境省による「イエネコ」の防除推進に対抗すべく、5万筆の反対署名を環境大臣に提出しました。この運動は単なる署名活動にとどまらず、猫たちの命を守るための重要な一歩です。署名は引き続き受け付けられ、全国からの賛同拡大が期待されています。
猫の種名と国の姿勢
環境省は過去に、野外の猫について「飼い猫や地域猫と判別することが難しい」と述べた経緯があります。一方で、現在はすべての猫を「イエネコ」という名でまとめ、防除対象とする姿勢を強めています。この行動は明らかなダブルスタンダードであり、私たちには看過できない問題がそこにあります。
問題は、環境省が「区別できない」という事実を利用し、一方では狩猟対象から外しつつ、他方で防除を推進するという二重の基準を適用している点です。この矛盾が引き起こす結果について考えねばなりません。
使われる言葉の危険性
今年、広島県で発生した事件では、大学院生が地域猫を殺害した際、「ノネコだと思った」と供述しました。実際には、地域の住民が世話をし、名前をつけた猫であったのです。このように、「ノネコ」という言葉が命を奪う言い訳になりつつある現実を私たちは直視しなければなりません。
「イエネコ」とされた場合、猫を守っていた住民が責任を問われずに命を奪う行為を助長しかねないのです。これは、私たちが守りたい猫たちにとって危険な事態を招く恐れがあります。
現実的な解決策
猫の数の問題を解決するためには、「取り除く」という考え方ではなく、動物愛護管理法に基づく適正飼養を徹底し、TNR(不妊去勢後、元の場所へ戻す)の手法を取り入れることが必要です。このようにしてこそ、持続可能な解決策が見いだせるのです。
私たちは、多くの実績を持つ人道的なアプローチを選ぶべきだと信じています。これこそが動物の命を守るために最も効果的な方法であり、未来への道しるべとなるでしょう。
環境省への要請
公益財団法人どうぶつ基金は、環境省に対し「イエネコ」を外来種として扱う方針を撤回し、再考するよう求めています。猫に関する判断を行う際には、動物愛護の専門的な知見を取り入れ、当事者を交えた議論が必要だと訴えています。
署名を通じて力を合わせよう
署名活動は引き続き実施中であり、一筆の署名が一頭の命を守る力となります。皆さんもぜひ、署名と共にSNSでの拡散にも協力してください。
➡️署名はこちら:イエネコを「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます
公益財団法人どうぶつ基金の取り組み
1988年の設立以来、どうぶつ基金は動物の福祉と適正管理に尽力してきました。現在、全国598の自治体と連携し、TNR事業を通じた無料不妊手術で44万頭以上の野良猫を支援しています。また、環境省とも協力し、動物愛護の分野で高く評価されています。
組織概要
- - 名称:公益財団法人どうぶつ基金(Animal Action Fund)
- - 住所:兵庫県芦屋市奥池南町71-7
- - 設立:1988年6月
- - 理事長:佐上 邦久
- - 公式サイト:どうぶつ基金