近視進行予防の新時代
2025-09-18 16:24:30

近視進行予防を目指す新たな取り組み、産学連携で子どもの目を守る

近視進行予防の新時代:近視予防フォーラムと産学連携の取り組み



近視は今や国際的な問題となっており、急速に進行する近視パンデミックは、特に子どもたちに深刻な影響を与えています。そこで、近視予防フォーラムは新たな枠組み「近視進行予防コンソーシアム」を設立し、産学連携を強化しながら子どもの目の健康を守るための活動を始めました。

近視進行予防コンソーシアムの発足


2025年9月17日、東京・新丸ビルコンファレンススクエアで開催されたメディア発表会において、近視予防フォーラムの新しい体制とともに、「近視進行予防コンソーシアム」が設立されました。このコンソーシアムは、科学的根拠に基づいた近視進行予防を実践する企業が連携し、近視の進行を防ぐための新しい医療技術や薬剤の開発を目指しています。

近視の現状とそのリスク


近視は進行中であり、2050年までに世界人口の約半数が近視になると予測されています。その中でも、日本を含む東アジア地域では特に近視人口が増加しています。過去のデータでは、近視の発症平均年齢が2005年の10.6歳から2021年には7.6歳に低下しています。このことは、早期に近視を発症することで、将来の失明や深刻な眼疾患のリスクが高まることを示しています。

新しい時代の近視対策


長年謎に包まれていた近視のメカニズムが、最近の研究によって少しずつ解明されています。特に、屋外での活動が近視の進行を抑制することが確認されており、その中で紫色の光が重要な役割を果たしています。これを受け、昆虫生態学や生物学の視点も取り入れた新しい進行予防法が次々と開発されています。

特に注目されているのは、近視進行抑制効果を持つ目薬の発売や、関連する医療機器やサプリメントの開発です。これらは従来の常識を覆し、近視治療の新たな可能性を拓いています。

近視進行予防に向けた行動


近視予防に関する最新の知見を基に、フォーラムの代表世話人である森紀和子氏は、家庭で実践できる3つの行動を提案しています:

1. 屋外での活動の習慣化 - 子どもたちが日常的に外で遊ぶ環境を整える。
2. デジタル機器との適切な付き合い方 - スクリーンタイムを管理し、目を休める時間を確保する。
3. 早期検査と介入 - 定期的に視力検査を行い、必要な時に適切な対策を講じる。

企業による連携と支援


「近視進行予防コンソーシアム」は、医療技術の開発だけでなく、教育分野とも連携を深め、子どもたちの目の健康を守るためにチーム一体で取り組むプラットフォームです。現在、SAPIX YOZEMI GROUP、ジンズホールディングス、坪田ラボ、ロート製薬などの企業が参画しており、教育現場との協力も進めています。

発表会では各企業の代表が登壇し、近視進行予防への期待のメッセージが寄せられました。坪田氏は、「企業や教育現場が協力し、情報を広める意義がある」と述べ、山田氏は「子どもたちの目を守る環境を整えることが企業の役割」と発言しました。

今後の展望


近視予防フォーラムは、今後も近視に関する正しい理解を広めるための啓蒙活動を続ける予定です。また、近視進行予防の重要性についての意識調査を定期的に行い、その結果をもとに更なる活動を展開していきます。

近視問題は個人の健康を超え、社会全体の健康へとつながります。今後、近視進行予防に向けた取り組みがますます進化し、子どもたちの明るい未来を守る希望が高まることを期待しています。


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会社情報

会社名
近視予防フォーラム事務局
住所
東京都港区南青山2-26-35青山KKビル8F
電話番号

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