キヤノングループがエコバディス調査で「ゴールド」評価を獲得

キヤノングループがエコバディス社の「ゴールド」評価を獲得

キヤノングループが、フランスに本社を置く国際的な評価機関エコバディス社のサステナビリティ調査において、調査対象企業のうち上位5%に入る「ゴールド」評価を獲得したことが報じられました。この評価は、企業のサステナビリティ活動を示す重要な指標であり、キヤノングループがこれまでの取り組みの成果を強調しています。

エコバディス社の評価基準

エコバディス社は、185カ国、250の業種からなる150,000社以上の企業を対象に、環境、人権・労働、倫理、持続可能な資材調達の4分野で評価を行っています。調査は、企業がどれだけサステナビリティに取り組んでいるかを評価し、多くのグローバル企業が取引先の選定においてその結果を参考にしています。このような背景の中で、今回キヤノングループが「ゴールド」評価を受けたことは、同社の高い業務体制と責任感を示しています。

8回目となる「ゴールド」評価の取得

キヤノングループが「ゴールド」評価を受けるのは今回で8回目となります。この継続的な評価取得は、同社の持続可能な取り組みが一貫していることを証明しています。キヤノングループは、今後も企業活動を通じて持続可能な社会の実現に向けた貢献を行う意向を示しています。

環境への取り組み

キヤノンは、持続可能な社会の実現を目指し、特に環境問題に対する解決策を強化しています。気候変動、資源の循環、化学物質の管理、生物多様性の保護を重要な課題として位置付けており、これらは事業活動のすべての段階で進められています。特に、2008年から設定された「ライフサイクルCO2製品1台あたりの改善指数年平均3%改善」という環境目標は、実際に年平均3.95%の改善を達成し、累計で44.4%の改善が見られています。このような取り組みは、2050年にはCO2排出量ゼロを目指しています。さらに、生産拠点における省エネルギー活動や製品のリユース・リサイクル、再生材の活用など、多岐にわたる活動を展開しています。

人権と社会的責任への取り組み

また、キヤノンは、従業員や取引先など、事業活動に関わるすべてのステークホルダーの人権を尊重することにも力を入れています。グループ全体での「キヤノングループ人権方針」に基づき、様々な啓発活動を行い、国内外のグループ企業社員への教育を進めています。このような施策により、人権保護や社会的責任を果たすだけでなく、グローバルサプライチェーンにおける責任をしっかりと担っています。

キヤノングループは、 manufacturing 制度の基準を遵守する「Responsible Business Alliance（RBA）」の一員として、労働環境や労働者の権利、環境への配慮がしっかりと守られていることを確保するために努力を続けているのです。