株式会社J-オイルミルズ(東京都中央区)は、今月、業務用食用油「長徳Ⓡ」シリーズのリニューアルを発表しました。新しい「長徳Ⓡ」シリーズは、独自技術「SUSTECⓇ(サステック)」を活用し、その性能を大幅に向上させています。
リニューアルされた「長徳Ⓡ」シリーズは、今後2025年6月納品分より販売を開始します。外食や中食産業では、現在、深刻な人手不足と食材費、物流費の高騰による経営圧迫が問題視されています。そのため、効率的で持続可能な資源利用が求められています。
「長徳Ⓡ」シリーズは、一般的なフライ油と比較して、油の着色を30%抑制し、においを20%削減し、酸価の上昇を1割から3割へと大幅に改善しました。この改善により、油の使用期間が延び、交換作業の必要回数が減るため、厨房の負担軽減に貢献します。
特に、酸価が上昇することで油の劣化が進み、食品業界では廃棄の判断が求められますが、「長徳Ⓡ」シリーズの高い酸価抑制機能がこれを解決します。この新技術によって、調理現場での問題が軽減され、コスト削減にも寄与することが期待できます。
さらに、油の使用量が減少することにより、穀物の消費量削減につながり、サプライチェーン全体における環境への負荷も低減されます。これにより、二酸化炭素の排出削減にもつながり、持続可能な社会の実現に寄与することが目指されています。
今回のリニューアルに併せて、「長徳Ⓡ」シリーズの製品ラインナップも広がります。リニューアルされた商品には、サラダ油、キャノーラ油、白絞油、そしてヘルシータイプなど、20リットルの大型ローリーによる運搬も可能。お客様のさまざまなニーズに応える製品展開が期待されます。
J-オイルミルズは、今後も持続可能な社会の実現を目指し、「Joy for LifeⓇ -食で未来によろこびを-」というビジョンの下、経営の透明性やサステナビリティの向上に努めていくとのことです。食品業界の持続可能性を高める一助となる「長徳Ⓡ」シリーズは、今後どのように市場で評価されるのか、注目が集まります。
私たちの食環境が変わる今、J-オイルミルズの新たな挑戦から目が離せません。