10月10日、岡山市の加計学園にて、今夏のパリオリンピックに出場した中西絢哉選手が、加計役理事長に対して入賞報告を行い、さらには2028年のロサンゼルスオリンピックに向けた熱い意気込みを語りました。
中西選手は、岡山理科大学附属高等学校を出身とし、アーチェリー競技において大きな成果を挙げました。この報告会には、所属するシーアール物流アーチェリー部の溝井利和総監督も出席し、和やかな雰囲気の中で進められました。加計学園の加計孝太郎学園長や田原誠校長も参加し、選手の健闘を称えました。
アーチェリーの競技では混合団体で5位、男子団体で8位という結果を残し、特に混合団体の1回戦ではトルコのペアに勝利を収めました。しかし、準々決勝ではアメリカに敗れ、男子団体でも韓国に敗北する苦い経験をした中西選手。とはいえ、男子団体では準々決勝で3セット6射中57点という好成績を記録し、今後の成長が期待されています。
持参された実際にオリンピックで使用した矢が加計理事長にプレゼントされるなど、特別な意味を持つ一日となりました。中西選手はこの機会に、「取り逃したメダルがあるので、母校のためにもロサンゼルス大会では必ずメダルを取りたいと思っています」と、力強い言葉で目標を語りました。このような目標を掲げる中西選手に、加計理事長や学園の皆さんからの激励の言葉が送られました。
さらに、中西選手の功績を讃える形で、岡山県は特別顕賞を贈り、岡山市も人見絹枝スポーツ栄誉賞を授与しました。支えあう地域の期待を背負い、より一層の活躍が期待される中西選手の今後に注目が集まります。
今回の報告会は、単なる成果報告にとどまらず、次なる舞台へ向けた重要な一歩として位置づけられています。中西選手の情熱と努力は、岡山の地だけでなく、多くの人々に希望を与える存在として、オリンピックの舞台で再び輝く日を心待ちにしています。