新たな電力変換技術
2022-03-26 10:00:04
DGキャピタルグループ、次世代の電力変換技術を発表しエネルギーの未来を切り拓く
DGキャピタルグループ、次世代の電力変換技術を発表
DGキャピタルグループが、分散電源に対応した新たな電力変換技術であるGridForming-CellGrid技術を開発し、デジタルグリッドルータ「Helios」のプロトタイプを完成させたことを発表しました。この技術によって、さまざまな電力変換に柔軟に対応することが可能になり、今後のエネルギー分野における革新が期待されています。
デジタルグリッドルータHeliosの特徴
Heliosは20kWのプロトタイプで、ソフトウェアの変更によって、AC-DC、DC-AC、DC-DC、AC-ACなどのさまざまな電力方式に対応しています。特筆すべきは、ハードウェア自体の変更を伴わずに、ソフトウェアのみでの変更が可能である点です。これにより、運用コストの削減やメンテナンスの手間が軽減されることが期待されています。
また、Heliosは東京大学の阿部力也研究室によって開発されたもので、非同期系統連系が可能な分散型Grid Formingインバータ機器です。この技術により、デジタルグリッド内での同期化力や慣性力が向上し、より安定した電力供給が実現します。
株式会社DGキャピタルグループの背景
DGキャピタルグループは、デジタルグリッド技術に特化した企業で、代表取締役の阿部力也氏は元東京大学の特任教授です。同社は2020年に設立され、東京本社と愛知県名古屋市に本店を持っています。関係企業として、DGパワーシステムやDGモータジェネレータなどがあります。
プロジェクトの進行状況
現在、DGキャピタルグループは経済産業省および資源エネルギー庁の補助金を受けて、地域共生型再生可能エネルギーの普及を目指すプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトは、栃木県の大林組、岩手県の戸田建設、福島県の会津電力、鹿児島県の京セラなどが参加しています。
この取り組みにより、地域マイクログリッドの構築を支援し、より持続可能なエネルギー社会の実現を目指しているのです。
デジタルグリッドとは?
デジタルグリッドとは、電力に「色を付け」て誰もが自由に売買できる技術です。これにより、エネルギーの効率的な流通が促進され、消費者は自身のニーズに応じた電力の選択が可能になります。すべてのデータはアナログからデジタルへ変換され、精密な制御と計測が実現します。
このように、DGキャピタルグループの最新技術は、電力供給の未来を革新するとともに、地域の持続可能なエネルギーソリューションを提供することを目指しています。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社DGキャピタルグループ
- 住所
- 東京都大田区平和島6丁目1-1 東京流通センター物流ビルA棟AE2-7-2
- 電話番号
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052-856-9630